女優ファン・ビンビンが脱税で罰金146億円支払い命令・・・その裏には | 本を読んでも賢くなりません。

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ごく普通の読書ブログのつもりではじめたら、ごった煮のようになってしまいました。

長らくその消息が途絶え、その安否が心配されていた中国の有名女優ファン・ビンビンさん。

一説に脱税疑惑があったそうですが、今日、国営新華社通信が、ファンさんに追徴課税や罰金など8億8400万元(約146億円)の支払いが命じられたと報じました。

この報道後、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」にファンさんによる謝罪コメントが公開されたそうです。

 

 

 

https://twitter.com/Sankei_news/status/1047396309278253056

 

 

 

 

https://www.weibo.com/fbb0916?is_all=1#_rnd1538574556977
(ファンさんのサイト、リンク貼らずにURLのみ載せます)

6月2日の書き込みの次が今日、10月3日の謝罪文

 

 

 

普段テレビを見ない私は、ファン・ビンビンさんの行方が100日以上も不明になっていると、ワイドショーなどで報じられていたのを知らず、同じアメブロの勝又壽良氏の9月25日の記事により、行方不明の事実と裏で囁かれる疑惑の両方を知ることになりました。

 

中国、「乗っ取り」政府が急成長する民間企業を召し上げる「裏事情」

 

詳しくは勝又氏の記事(↑)にありますが、ファンさんの安否に注目が集まっていたその一方で、巨額の脱税疑惑で当局に拘束されているとの報道もあり、一部の専門家は、脱税は口実にすぎず、米中貿易戦争や国内の経済状況の悪化が、彼女の失踪の背景にあると分析していたそうです。

 

 

勝又氏が引用している記事は9月22日「大紀元日本」「トップ女優の拘束、ジャック・マーの勇退…共産党の俎上の魚でしかない成功者たち」です。

 

 

当局は、芸能人や富豪の資産を狙い、押収することを考えていると指摘している・・・として、記事にはファンさんの他、アリババグループのジャック・マー会長の引退発表も、共産党から身を守るためとの見方を示しています。

 

 

電子商取引(EC)最大手アリババグループのジャック・マー会長(54)が9月10日に1年後の退任すると発表した同じ日、アリババ傘下の電子決済サービス大手・アリペイが、中国人民銀行(中央銀行)が設立した銀行カード連合組織「銀聯」に吸収され、事実上の「上納」だと言われているのだそうです。

 

 

米サウスカロライナ大学の謝田教授は、当局は有名芸能人や富豪の資産を財政赤字の穴埋めに当てる意図がある、と指摘した。米中貿易戦で、中国が急激な元安を回避し、外貨準備を切り崩してドル売り・元買いの為替介入を繰り返してきたため、外貨準備は7月と8月、2カ月連続で減少。教授によると、経済成長の鈍化で、国内のキャッシュフローも厳しくなっている。



いっぽう、中国経済金融評論家の呉小平氏は、11日に発表した評論で、「私営経済はすでに役割を終え、そろそろ退場すべきだ」と主張。まるで資本主義経済を否定するかの論調を展開し、民間の企業家や投資家を驚かせた。



謝教授は、同記事は中国共産党政権の意向を反映したとみている。「共産党は従来から、資産家を打倒の対象にしてきた。今後、中国の民間の企業家や有名芸能人は厳しい現実に直面する。海外への移民ブームがさらに拡大するだろう」と述べた。



共産党は、政権を掌握する前の1920年代、貧しい人民を解放させるために「悪徳の資産家」と戦っていると宣伝していた。「打土豪、分田地」(豪族の財産を強奪して、貧乏な人に分配する) 運動を起こし、農民と労働者の支持を取り付け、政権奪取に成功した。今、富豪は再び、槍玉に挙げられている。100年経っても、中国共産党のやり方は変わっていない。



中国共産党が政権を握っているかぎり、いわゆる人生の成功者である芸能人や富豪は、俎上(そじょう)の魚でしかない。

(9月22日「大紀元日本」より)

 

 

 

明日当たり、日本でも

今よりもう少し突っ込んだ報道が

されるのでしょうか?

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