スコッチが無茶苦茶安い。
ジョニ黒1万円、ジョニ赤5千円時代を知っている私には夢のようだ。
それに比べてジャパニーズウイスキーの高い事‼️
正にバブル。
ノンエージの山崎など不味くて呑めたもんじゃないが、何とグレンリベットやグレンフィデックよりも高い。
あり得ないだろう。
ノンエージの山崎など、これから紹介する千円前後のスコッチの足元にも及ばない。

ベスト3という事なのだが、実は2位が2つある。
これはどうしても甲乙が付け難かった。

2位 バランタインファイネスト。
あの名門バランタインで一番安いウイスキーなのだが、無茶苦茶旨い。

バニラのような甘さがあるが、僅かだがピート感もある。

バランタイン12年の熟成した甘さには太刀打ち出来ないが、バランタインバレルスムースよりは旨いと思う。

バレルスムースは中途半端なのである。
多少、アルコール感はあるものの、このクラスとしてはあり得ないレベルのウイスキーである。

2位 ジョニーウォーカー赤ラベル。
これも異存はないだろう。
世界一売れているウイスキーである。

ジョニ黒のスモーキーさや、味の深みには及ばないものの、ジョニ赤にはウイスキーの要素が全て備わっている。

アルコール感は多少あるものの、十分愉しめるウイスキーである。

しかし、完成度が異常に高く、それ程高くないジョニ黒と比較されてもしまうのが辛いところだ。
ジョニ黒との価格差はそんなに大きくないのである。

第1位 テーチャーズ ハイランドクリーム
ウイスキー初心者には意外かもしれないが、バーテンダーなどのプロからすれば納得の1位であろう。

テーチャーズはこのクラスには珍しくスモーキーなウイスキー。
何度も繰り返すが、甘くて口当たりが良いだけの山崎はウイスキーの一面だけを追求したウイスキーでしかない。
単調なのである。

テーチャーズはスモーキーなだけでなく、甘さもある。
ウイスキーの全ての要素を兼ね備えたウイスキーだといえる。
ストレートでも水割りでもハイボールでもいける。

メーカーはハイボールを推奨しているようだが、確かにスモーキーなハイボールは最高である。
しかもテーチャーズは激安である。
税込でも800円台で買えるのではないか。
私は普段使いのウイスキーはテーチャーズハイランドクリームである。
しかし、サントリーのブレンダーがブレンドしたテーチャーズセレクトは推奨しない。
サントリーには余計な事すんなといいたい。
実はテーチャーズはサントリーの傘下なのである。
普段はテーチャーズのハイボールを一杯呑み、その後は水割り。
そして、寝る前に一杯だけアイラモルトやタリスカー10年をストレートで一杯だけ呑むのである。
確かにアイラモルトやタリスカーは高いだけあって旨い。
しかし、テーチャーズがそれらのウイスキーより遥かに劣るとは思えない。
ディリーウイスキーとしてテーチャーズだけでも十分満足したウイスキーライフが送れるのである。

因みに、番外の第4位はホワイトホース ファインオールド。
これも旨いウイスキーである。
キーモルトはラガヴーリン。
贅沢極まりない。
昔はスコッチの代名詞だった。
あの黒澤明が愛飲したウイスキーとしても有名である。

それにしてもスコッチがこんなに安く呑める時代が来るとは思わなかった。
そのうちにバチが当たるような気さえする。
コスパの悪いジャパニーズウイスキーではなく格安で旨いスコッチウイスキーを呑む事をお勧めする。