行きがかり上(なんのことだ?)、この本を読んでいる。
これは、2016年8月30日発行の初版本である。お江戸出張の帰りに浜松町世界貿易センタービルの書店で購入したと記憶する。
水木しげるサンは、前年2015年の11月30日に93歳で亡くなっているから、没後9ヶ月で纏めた本である。527ページもあって、定価3,000エン(税別)。我ながら思い切った買い物であった。
内容は、とにかく無茶苦茶。カラー写真入りのフィールドワーク記録の数々があり、水木サンを崇拝するアリャマタ氏や京極夏彦サンは、水木サンを囲んで大真面目に妖怪を論ずるのだ。
それにしても。
妖怪マガジン「怪」を1997年から2015年まで発行し続けたカドカワはえらい。編集者が面白がっているのが、よくわかる。こういう社風はいいねえ。