リハビリ、リハビリ | 極楽ブログPart2

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世の中に寝るより楽はなかりけり浮世の馬鹿が起きて働く(「母の教へ給ひし歌」なのです)

その昔、ソニー・リストンという獰猛な猛獣のようなプロボクサーが居た。彼は、少年院出のチンピラ上がりであった。矢吹丈みたいなもんですね。あ、逆か。


不良少年リストンは、心を入れ替えてボクシングに励み、遂にヘビー級チャンピオンになったのである。パチパチ。


リストンのサクセスストーリーは、少年雑誌に挿絵入りで掲載された。そこに描かれたリストンは、お目々キラキラのハンサム黒人少年であった。


実物は、コレ。




さて。


モハメド・アリが、まだキャシアス・クレイだった頃、無敵チャンピオンのリストンに挑戦することになった。


当時のクレイは、ホラ吹きクレイと呼ばれており、大口を叩くので有名であったが、リストンには、到底敵うまいというのが、大方の予想であった。実際、クレイは、対戦前にひどく怯えていたという。


ところが。


クレイは、あっさりKO勝ちしてしまったのである。誰もが、ラッキーパンチが当たったのだろうと思った。


さて、リターンマッチ。


リストンは、真面目に練習して、クレイとの再戦に備えた。今度こそ、クレイは勝てないだろう。賭けは、圧倒的にリストン有利であった。


ところが。


クレイは、リストンを子供扱いして、KOしてしまった。蝶のように舞い、蜂のように刺したのである。




何の話を書こうと思ったんだっけ・・・


そうそう、チャンピオンになったリストンが、少年院のワルたちの前で、スピーチをする機会があったという。


そこで、自分が如何にして更生したかという話をしようとして、rehabilitationという単語が上手く言えなかったという。その位無教養だったという話。


本日午後、整形外科で右脚の治り具合を確認し、リハビリを開始する。


実は。


松葉杖無しでも、ヨチヨチ歩けるようになっているのだ。後は、恐怖心との勝負だな。