今こそクライシスマネジメント力が問われる | 極楽ブログPart2

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世の中に寝るより楽はなかりけり浮世の馬鹿が起きて働く(「母の教へ給ひし歌」なのです)

新型コロナウイルス騒ぎが大きくなって来た。東京で感染爆発の兆しがあるのだ。東京都の新規感染者数(正確には感染確認者数)が1日100人を超したら大騒ぎになるだろう。

しかしながら。

冷静に見れば、これは大した数ではない。考えてみるがいい。今のところ日本国内の感染者数は千人規模で、死亡者は数十人規模ではないか。日本の季節性インフルエンザ関連の死亡者数は、例年1万人規模なのだよ。キミタチは季節性インフルエンザの感染者数や死亡者数をいちいち気にするかね?ワタシには何をそんなに騒ぐのか理解出来ない。

各国首脳の対応もヒステリックで滑稽でさえある。感染国同士が鎖国し合って何の意味があるのだろう。この騒ぎでひと儲けを企んでいる仕掛人がいるのではないかと勘繰りたくもなる。

まあいい。

わが田舎では今のところ新型コロナウイルス感染者が確認されていないが、発見されたら市民がパニックになるのは目に見えている。

そんな時に必要なのがクライシスマネジメントなのである。

リスクマネジメントとクライシスマネジメントの違いも知らない「専門家」がTVのワイドショーでしたり顔で解説しているのは正に噴飯物であるが、これがわが国のメディアの実力なのだろう。

リスクマネジメントは転ばぬ先の杖である。それでも想定外の災害は発生する。クライシスマネジメントは起こってしまった災害の被害拡大を最小限に抑える知恵である。

関係機関を巻き込んだ緊急対策本部を組織し、リーダーは臨機応変に強力な指導力を発揮し、皆がそれに従わなければならない。

この場合の司令塔は行政なのである。それだけの覚悟はあるか。準備は出来ているか。公共施設を閉館したくらいで安心して貰っては困るのである。

リーダーには胆力が必要である。シロウトは修羅場ではパニックになって判断力を失うのである。例えば工場で火が出たら、経験の少ないスタッフは足が竦んで動けなくなる。それを叱咤激励して動かすのが現場責任者たる管理職の務めなのである。

ワタシが危惧するのは役所の前例主義であり、事なかれ主義であり、実戦経験の無さである。ここは百戦錬磨の民間人をスタッフとして登用すべし。

わかりましたか。わかりましたね。