朝、6時半。
三連休明けの学校。
行くか?
行かないか?
ごくり。
ムスメ(中3)の部屋を開け、
「朝だよ」と声をかける。
「うん…おはよう」と返事が返ってくる。
起こしてからしばらく経つと、
自らキッチンへやってきた。
起きてきた!!
やはり成長しているのか!
「おはよー、ジュース飲む?」
「うん、飲む」
おお、順調順調
朝ごはんを食べ終わったのは家を出る時間の30分前。
「着替えてくるね」
うん、順調!これなら準備も余裕!
30分後。家を出る時間。
あれ?
行かないのかな?
遅い方の電車で行くのかな?
「おーい、家出る時間だよー?」
「いま用意してるー!」
10分待ってみる。
来ない。
おいおい、何してるの?!
部屋へ行くとまだパジャマのムスメ。
手にはスマホ。
「ちょっと!乗り遅れるよ?!行かないの?!」
「行くって。用意してる!」
用意って・・・前の晩にしておきなよ何度も言ってるじゃん。
「わかっとるって!」
カバンに教科書を詰め、
焦る様子もなく靴下を履く。
ちょ…、なぜ急がない。
間に合わないよ?!
遅れるよ?!
遅刻ダメだよ?!
「あーもううるさい!ほっといて!!」
ほっといたら行かんやないか!!
と思ったけどぐっと我慢。
怒ったところで早く用意するわけでもなし、意味がない(学習済み)。
「もう間に合わんと思う」
諦めようとするムスメを
「ほらほら急いで、間に合うよ。気を付けてね!」
と、急かして送り出しました。
しばらくして、
LINEがピロン♪
乗り遅れたので遅刻連絡してください
でしょうね。
目の前で電車は出発したらしい。
あと1分早ければ…
いや、10分以上余裕はあったはずなのに…
もっと追い立てればよかったのだろうか…
いや、行けただけヨシとすべきなのだ、きっと…
遅刻か・・・
遅刻をしても平気な子に育ってしまったなあ…
続きます。