中3のムスメがまた学校へ行きたくないと言い出した。
もう何回目…
4月に入って遅刻2回、早退1回、そして欠席。
クラスメイトも担任の先生も
「自分史上最高のクラス!」
のはずなのに。なぜだ。
朝から行きたくないとブツブツ言う。
頭イタイだの気持ち悪いだのおなか痛いだのブツブツブツブツ…
もうメンドクサイので「休んだら?」
と投げやりに言う母。
「・・・行くけど」
と言うのを期待したけど、
返ってきた言葉は
「休もうかな」
でした。。。。(母失敗)
そう。
休むのね。
ならば。
話してもらおうか。
(碇ゲンドウ)
話してもらった内容は、
まあよくある女友達とのケンカ。
お互いが言い合いになって、
こっちが折れたものの、
向こうはまだ怒ってて、
いつその怒りが収まるかわからない。
いつもなら2日くらいで機嫌治るのに、
ずっと怒ってて、口をきいてくれない。
4人仲良しグループだけど、
一人が風邪で休んでて、
ほかのの二人がずっとくっついてるから、
自分の居場所がない。
自分はそれをもう3日も耐えた。
これ以上はもう無理。
学校、行きたくない。
よくある~
めっちゃよくある~
自分の時は小学校から同じの幼馴染4人グループ。
仲良しで。
一緒に帰ったり遊んだり。
お泊りしたり。
でも時々。
なぜか3対1に。
1対1で、2人になると優しいのに、
3人集まると外されることが時々あった。
いつの間にかわたしひとりで歩いてる、みたいな。
その時は悲しくて、
なんだか理不尽で。
そのうち他に気の合う友達ができて、
遊ぶ友達も変化して、
彼女たちとは自然といい距離感を保てるようになった。
付き合いは高校が別々になってもたまに続き、
社会人になっても時々会った。
でもそれぞれが結婚をする頃には、
一人減り、二人減り。
だんだんと疎遠に。
いまではみんなバラバラで、
どこでどうしてるのかもわからない。
中学・高校の時めちゃくちゃ仲良くても、
高校・大学・社会人・結婚・子育てと
人生のライフスタイルを歩んでいくたびに
変化していくものだから。
よく小学校へ入学したら
「友達100人できるかな」
なんて歌わされて、100人目標!みたいな。
クラスメイトを「おともだち」と呼び、
みんな仲良く!みたいな。
刷り込まれて、学年があがっても中学高校へ行っても、
クラスメイトが「おともだち」みたいな。
クラスメイトは友達のきっかけになるかもしれないけど、
クラスメイトはただのクラスメイトだから!
同じ年のこどもたちをひとつの部屋に集めて
「はい、みんなおともだちだから仲良くしましょう」
ていう括りなだけだから。
それは友達ではない。と思う。
ママ友然り。
子どもが同い年なだけ。
もちろんクラスメイトもママ友も、
友達のきっかけには十分なる。
なかなか道ですれ違っただけの人とは友達にならないからね。
友達は与えられるものではなく、自分で作っていくものだから。
そして友達は気が付くと、いつも一緒にいて、
いろんなことを共有してる。
時間も、感情も。
気の置けない間柄。
だからそれらを経てオトナになった立場から言えば、
中学生の友達関係は、
人生の100%ではない。
と言いたい。
小学校も、高校も、仕事も。
それは人生の一部であって、キミの人生の100%ではない。
子育ても、家庭も、ママ友も。
その世界があなたのすべてではない。
と、思うのだけれど、
14歳の彼女にとっては学校がすべて。
家よりも学校の友達がすべて。
親よりも友達。
その気持ちもわかる。
こればかりは、自分で経験していくしかないんだろうなあ。
それをきっと人は成長と呼ぶのだ。
がんばれムスメ!
悩むことにも意義はある。
それは成長の糧となる。
去年より、一昨年よりは成長してるぞ。たぶん。
なにかあったらママはいつでも話を聞くからね。
(いまはだいぶ拒否されてるけどね)