題名はアンガーコントロールですが、
これは
コントロールできなかったダメ母アラフォーの話です。
前回の話
またまた壊れた母は、
自分の胸を自分の拳で殴り続けた。
力いっぱい。
怒りに任せて。
力がなくなるまで。
異変を感じた娘が駆け寄ってきて、
泣きながら、
「叩くならのりを叩いて! ママを叩かないで!」
と懇願してきた。
「放っておいて!!」
母は泣きながら叫んだ。
止まらない。
止められない。
こんな状況で、娘が期末テスト勉強できるわけがない。
早く落ち着かないと。
こんな時に、こんな状況になるなんて、ダメ母。
やがて力尽きて静かになり、
自分もいくらか落ち着いてダイニングに戻ると、
テーブルの上に置手紙。
ママへ
またママを怒らせてしまってごめんなさい。
のりは自分で自分が嫌になりました。ママはこの家に必要な人なので、いらない自分が出ていきます。
さようなら のり子より
ほろり?
チッガーウ!!!
そういうことじゃないの!
ホンっとにもうわかってない!!
バタバタと家出準備をする娘を目視。
そういうことじゃないし、そんな場合じゃないだろう!!
今度はぷっちーん!でした。
カバンに携帯と車のカギとお財布を入れて、
外へ出ようとしたとき、気づいた娘が慌てて後を追ってきた。
「ママ、どこ行くの?!」
「のり子がいなくなるなら先にわたしがいなくなる!」
「行かないで!」
「知らん!!」
「ママ、ごめんなさい、行かないで!」
「ママ言ったよね? のり子が死ぬなら先にわたしが死ぬ。のり子が家出するならわたしが先に家を出る!」
「ママ死んじゃやだー」
死なんわ
つづきます。
母娘愛情信頼があるからこそのやりとりですので、
あたたかい目で応援してください…
前回壊れた話
壊れるスパンが短いな。