「ママ! のり、学校行ってる時間があったら勉強したい!」
「学校休んでいい?!」
・・・うん。
てか、言いだしたな。てかんじ。
(心の声)
「学校休むなんてもってのほか。行け」
・・・ともし言った場合。
「なんで?! あと1か月しかないんだよ!」
「今やらな間に合わんー!」
とゴネるのは目に見えてる。
挙句の果てに不合格だった場合
「学校行かずに勉強させてもらえなかったから」
とこじつけられるのも目に見えてる。
さて、どうするか。
まず、その心意気やヨシ。を誉める。
「すごいやん! めっちゃやる気やね!!」
「もう1か月しかないからね!」
「なるほど! じゃあ学校休んでまでやるほど時間ないわけだから、もうテレビを見たり本読んでる時間ないね!」
「・・・そうだね」
(おお、いいのか)
「じーじ(いつも一緒に遊ぶ)も1か月は会えないね!」
「なんで?!」
「だってじーじがいると遊んじゃうじゃん」
「・・・じーじ可哀そう」
「大丈夫、じーじもわかってくれるよ!」
「・・・わかった」
(おお、これでもめげないのか!)
「スマホ見てる時間もないわけだから、入試終わるまではスマホずっと預かるね」
「えー!!?」
(食いついた!)
「だって学校行く時間も惜しむわけだから、スマホ見てる時間なんて1分もないよ」
「朝ご飯のときは?!」(朝ご飯の時だけ15分スマホOKにしてる)
「いやいや、そんな時間あるなら単語のひとつでも覚えやな!」
「スマホはのりの生きがいなのにー!」
(じーじ、スマホに負けてるんかい)
「だって学校休むのにスマホは見てますはおかしいでしょ?」
「・・・もっかい考える」
「そう?」
「時間、見直してみる。のり、ダラダラしてる時間あるから・・・」
「そうだね。そこから時間はまだ作れるよね。早寝早起きもね。」
「朝起きるの遅いわ、ダラダラしてるわ、スマホも見てるわ、お風呂は1時間入るわ・・・をやめて、隙間時間を惜しんで勉強してもまだ時間が足りない!てなったらまた考えよう」
「・・・うん」
「さ、学校行こうか!!」
今日も元気にいってらっしゃい。
入試まであと30日!!
母の気持ちだけが焦る・・・
続き↓