わたしはどちらかというときれい好きである。
掃除はあまり好きではないけど、片付けは好きだと思う。
テトリスみたいに空間にものを詰めて整頓するのが好きだ。
ピシっとそろっているのを見ると気持ちがいい。
一人暮らしをしていたころはよく友達にモデルルームみたいと言われたものだ。
しかし結婚をして、オットの片付け下手に何度もイライラした。
使ったら使いっぱなし。
開けたら開けっ放し。
飲んだら飲みっぱなし。
脱いだら脱ぎっぱなし。
西野カナさんの歌に「Darling」がある。
脱いだ靴下も裏返しで誰が片付けるの? と怒りながらも好きになったんだから仕方ないなあ。
というほんわかした内容だ。
学生時代の恋愛中ならわたしもそんな気持ちになってただろう。
しかしいまや・・・
('Д')はあ?
である。
自分の靴下は自分で片付ケロ。
(ついでに水虫も直してくれ・・・)
といううちの殺伐とした状態である。
新婚当初、オットの部屋を片付けると「片付けてくれるな」とのことでバトルしたことがある。
それ以来オットの部屋は立ち入らないことにしている。
なんなら家中(パブリックスペース)に置きっぱなしになっているオットの私物はオットの部屋へ入れてドアを閉め、見ないことにしている。
開かずの扉。
見たくないものは見ないという方針に変えた。
しかーし!!!
我が子となると話は別である。
小さいころから片付けができるようにあれこれ工夫したのに、いつの間にやら「汚女子」化している。
彼女の部屋は泥棒が入ったあとにハリケーンで被害にあったかのように「汚部屋」と化している。
オットの部屋同様足の踏み場がない。
まあ寝るのはロフトなので寝る場所は確保されているようだけど。
ここもわたしはあまり立ち入らないことにしている。
たまに見るに見かねてこちらから片付ける日を提案し、一緒に片付けたりしている。
まあもって一週間だが。
そんな彼女の机はダイニングに置いてある。
よくいう「ダイニング学習」である。
なぜなら部屋に行ってしまえばもう何してるかわからんから。
なので目の届くところで宿題やら勉強やらスマホやらをさせている。
しかし机の上は片付けないので地層化している。
学校の教科書やプリント類、塾のテキスト、折り紙、ファイル、脱いだ服←
新しいものがどんどん上に積まれていった結果、必要なものは下から抜くというシステムのようだ。
ダイニングはパブリックスペースである。
特に!きれいにしていたい。
コロナ禍であまり人も呼ばなくなったが、保険やさんだったり業者さんだったり誰かはたまに来る。
これはみっともないじゃん・・・。
つーか毎日その乱雑煩雑雑然ぐちゃぐちゃな情景をみながらごはん食べるのやだよ・・・。
と思いつつも人のものを片付ける気にはなかなかならない。
先日、娘が「うわ!!!!」と叫んだので何事かと思って「どうしたん!!!」と駆け付けると、
「机の中にゴキブリがいた!!!!!」と半狂乱である。
・・・住み心地よさそうやもんな