前回からの続き

 

確率がわかり辛い。

私の年でこの脳動脈瘤が死ぬまでに

破裂する確率は30パーセント。

そして破裂したら1/3が後遺症が残る

1/3が社会復帰できる 1/3が亡くなる。

 

旦那のかかりつけの心療内科の医者は

「そう簡単に破裂するものでもない」

とおっしゃる。

私のかかりつけの内科の医者に

「もう少し手術経験の多い脳外科病院で

やってもらったほうが安心だろうか?」

と相談すると

「脳外科医と看板あげているなら問題ない。

大きな病院は医者も多いのだから、手術経験も

おのずと多くなる。大きな病院は融通が利かず

地域の大きくない脳外科医で問題ない」と

おっしゃる。

悩む。でもやはり私がしたかった手術方法で

ないということと、リスクが高いと

いわれたことが心配で、さすがの私も

セカンドオピニオンをすることにした。

 

俗にいうスーパードクター軍団がいて

芸能人など有名人もここで手術している人が多い

ベリー有名な病院にセカンドオピニオンを

頼むことに。

院長先生は書類やDVDも用意して

くれて、スーパードクター有名病院

(ブログでもほかで断られて

この有名病院で手術したという人

が何人かいた)に予約を入れてくれようとしたが、

こちらの病院は予約できない病院だったので

直に診察しに行くしかなかった。



  

こちらの開頭クリッピング手術の得意な

医者が「まぁ資料見たけど、念のためにこちらで

造影剤使った検査しましょう」という。

いやいや、この間したところで資料もあるのに

またかよと思いながら受けた。

で、診察になると横柄な態度で

 

「これさ~頭あけて、中の骨削って

ペラっと裏向けてその状態みてやるしかなくて

眼動脈が絡んでるから、

そんなに手をかけて

やっても視野が欠けたり失明のリスクあるしね

あまりお勧めできないなぁ。

目に異常が出る確率は20パーセント。

結局、最初みてもらった病院のいう通り

血管内の手術の方がええねぇ」とおっしゃる。

そうか・・・スーパードクターに期待したが

結局、近所の脳外科医と同じ見解だ。

 

「一応、うちの血管内手術のスペシャリストの

予約取っておくから相談してみたら」

と言われた。



 

また予約して血管治療のスペシャリストの

セカンドオピニオンを受けた。

 

今度は明るい感じの若い先生で

「手術しても目に、異常が出る可能性は

極めて低い、私たちは手術経験が多いけど、

あなたのような感じの人も手術して実際に目に

後遺症残ることはめったにない」

大丈夫ですよ~という感じでおっしゃる。

「でも、僕でしたらコイルとフローダイバイターの

両方することを勧めます。眼動脈に血液が

流れるのをきっぱり遮断するほうが

目の後遺症が残る可能性が低いからね」

とおっしゃる。あぁ~どっちにしても

抗血小板薬はのまねばならないのか~と

思った。この時は息子についてきてもらったが

息子は手術自体をしないで済むのならしない方が

いいのではないかという考えである。

 

あまりに明るく簡単そうに血管内手術の医者が

いうので、

「じゃ、こちらの病院で手術してもらえますか」

と言うと

「えっ!!」という感じになって急に言葉を

濁し始め「いや~この治療は僕が勧めている治療で

手術というのはチームでするものだから、

チームのみんなと相談してみるから、

後日来てくれる?」と明るさは消え、顔も見ないで

言われた。あからさまに急に態度が変わった。

でも目が見えなくなる確率は

低く私とよく似た手術をした経験が何度もあると

おっしゃるので、この日は少し安心した気持ちで

家に帰った・・・・・のだが・・・・

 

続く・・・・


ぴょーん