4月21日 11時25分頃
牡牛座で木星と天王星が会合します
約12年に1度の会合
(0度 コンジャンクション)となります
牡牛座天王星について
「天王星」は、変化、革命、変革の力、極端な個性化、過激化、知性を優先した繋がりなどを意味します。
「牡牛座」は、豊かさ、五感で感じながら、熟考して、慎重になどの性質を持ちます。
牡牛座に天王星がある時、牡牛座の性質は天王星に煽られて、活かしにくい状態になります。
「天王星牡牛座」は、一言で表すと「無分別」という言葉があてはまります。
無分別とは、考えずに行動することや、物事をちゃんと考えずに判断するなど「無謀で計画性のない」などの意味を持ちます。
しかし一方で、無分別という言葉は、仏教の用語である側面も持っており、「物事や現象を判断することなく、無条件に受け入れる心の状態」も表しています。
これは、物事を分けることなく、全てが一つであるという考え方で、これは良いこと、あれは悪いことといった分け方をせず、全てのものが繋がっているという意味です。
木や花、動物、そして人間も、全てが一つのつながりの中に存在していて、「私たちが一つの大きな家族の一員であり、互いに大切にしあうことが大事」であるということを、牡牛座天王星は教えてくれています。
牡牛座木星について
「木星」は、木星は幸せを運ぶ最大の吉星で、拡大、発展、成長、恩恵、道徳性、精神的、指導者、期待する報酬などを意味します。
「牡牛座」は、確実に、現実的に、ゆっくりと、マイペースになどの性質を持ちます。
「木星牡牛座」は、一言で表すと「着実なステップ」です。そのため、着実なステップを踏んで、ゆっくり確実に現実的に広がっていくのが、木星牡牛座らしいと言えます。
木星天王星会合(0度)について
約12年に1度の「木星天王星会合」が、4月21日「牡牛座」で起こります。
木星の公転周期は約12年で、木星は約1年ごとに星座を変えていき、約12年で12星座を一周します。
「木星」は膨らませる作用で、「天王星」は既成の概念を壊します。変革のパワーが拡大し、ボーダーラインを超え、社会での営みに変化が起こる可能性が高まります。
「木星天王星会合」は、「刷新」や「活動力」などの意味を持ちます。
木星が牡牛座にいるとき、通常は、物質面や経済面などの拡大や豊かさに繋がる配置なのですが、現在は大きな転換期であること、また今回は天王星も重なるタイミングであることから 、物質面や経済面などの拡大や豊かさが「刷新」され、そこに「活動力」が注ぎ込まれそうです。
「刷新」とは、よくない状態を取り除き、全く新しくすることで、「活動力」とは、自発的に物事に取り組み、進展させるために積極的に行動する力のことです。
これまでの、物質的な豊かさや経済成長の問題にメスが入り、そこに活動力が流れ込みますので「豊かさの大変革」が起こりそうです。
益々モノへの価値観が変化し、古いものが取り払らわれ、新しい手法や手段やアイデアが導入され、革新的な変化や進歩がもたられる可能性が高まります。
物質的な豊かさを求める時代から、心の豊かさを求める時代へのシフトが加速し、また物質面の変化として、地球や大地の変化と共に、肉体や食生活が変化し、さらにはDNAや遺伝子レベルでの書き換えが起こる可能性を感じています。
ポジティブに働くと適応能力の向上による、人類の進化や多様性が生まれそうです。
2011年の「木星天王星会合」について
前回、木星と天王星が重なったのは、その前の2011年1月。一番最後星座「魚座」の後半度数で重なりました。(*その前の2010年6月と9月にも重なっていますが、2011年1月が最後の会合でした)
「魚座」は、身を委ねる、流れに任せる、愛する、全体への奉仕、スピリチュアリティなどの意味を持ちます。
そして、2011年1月の「木星天王星会合」後、3月12日には「天王星」が魚座から牡羊座へ移動し、その前日には「東日本大震災」が起こっています。
前回、2011年魚座で起こった「木星天王星会合」では、魚座の意味する、全体への奉仕やスピリチュアリティの領域に刷新が起こり、そこに活動力が注がれ始めました。
また、魚座の最後の度数は「帰還」を意味しますので、私たちは、魂の帰還をこれまで進めてきたのではないでしょうか。
私自身、東日本大震災をきっかけに、活動力にスイッチが入り、ボランティア活動に明け暮れ、その時から、人が生まれてくる意味を考え続けてきました。
皆さんは、何を考え何をしていたでしょうか。ぜひ少し思いを馳せてみましょう。
2022年「木星海王星会合」から、2024年「木星天王星会合」へ
今から約2年前の2022年4月12日には、木星と海王星が魚座で重なり、165年ぶりの「木星海王星会合」が起こりました。
「魚座」はイマジネーションを司る天体で、「海王星」は夢やビジョンを見せる天体、木星は拡大の作用があります。
私たちはここまで、新しいビジョンやイメージに、想像性や感情を吹き込み、強い願いにしてきました。現在、その願いが、形となって見え始めているところ。
そして、そのタイミングで、人間と自然や世界全体との融合、個人としての在り方から、全体性のなかで生きる在り方へ。地球全体として考えることのできる意識へと促されて、ここまできました。
2024年4月21日、今度は木星が天王星と牡牛座で重なり「木星天王星会合」となり、「いま見えているビジョンに新たな視点をプラスし、社会に活動力を吹き込む時」を迎えます。
4月9日の「牡羊座新月 皆既日食」では、刷新のスイッチが入り、4月21日の「木星天王星会合」に向かって、木星と天王星は距離をどんどん縮めていきます。
同時に、様々な世の中の変化が目に見えて起こっていき、世界の真実が次々と白日の下に晒らせれていくでしょう。
そんな中で、私たちの活動力にスイッチがが入り、宇宙は時が来たことを伝えてきます。
牡牛座は「母なる大地」を象徴するサインでもあります。
木や花、動物、そして人間も、全てが一つのつながりの中に存在していて「私たちが一つの大きな家族の一員であり、互いに大切にしあうことが大事」である。ということを前提にした時、人間はあまりにも自然かを無視し、勝手をし過ぎてきたように感じます。
今、私たち人類は、大地や地球との一体性、自然との繋がりを取り戻す必要がありそうです。
詳しい読み解きは、また次回アップいたします
5月8日「牡牛座新月」スタート
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