月の宿で安らぎと、未来の処方箋を

お届けする宿曜占星術師

くぼ のぶこ です。

 

 

皆さんもすでにご存知かと

思いますが、世界で最も愛された

女王陛下、エリザベス女王が

2022年9月8日 天に召されました。

 

英国では史上最長の70年在位、

世界史上ではフランスのルイ14世に

次いで世界2位の長期在位は、

本当に素晴らしいことですね。

 

 

エリザベス女王の国葬が9月19日と

日本で論議を呼ぶ安倍元首相の国葬

1週間前ということもあって、

宿曜占星術の点から、エリザベス

女王の歩みをひも解いてみたいと

思います。

 

 

エリザベス女王の宿は「張宿」、

12宮は「獅子宮」、エレメントが「火」

守護惑星が太陽になります。

 

 

「張」という漢字が示すように、

弓がしなるよう堂々と自分を主張

しながらも、常にエネルギッシュで

人を束ねる統率力を持ち合わせています。

 

 

父王の崩御から25歳の若さで、イギリスの

君主に即位し、第二次大戦後も旧植民地の

国々と外交を重ねて、関係を積み重ねて

きたことから、女王というソフトパワーが、

イギリスを支え続けたんだなと。

 

 

女王が即位された1952年2月6日は、

年運は「胎」日運が「壊」でした。

英国では16世紀のエリザベス1世、

19世紀のビクトリア女王に象徴される

ように、「女王の時代は栄える」という

ジンクスから、

 

28年に一度訪れる「胎」の年は、

未来へのビジョンの年でもありますから、

この年に即位が決定したことは、興味深い

ことですね。

 

 

エリザベス女王にとっては晴天の

霹靂とも言える突然の即位の中で、

「生涯を持って国民に奉仕する」と

いう宣誓が、個人という「私」を

すてるという覚悟の1日でも

あったといえます。

 

 

第二次世界大戦中、他の学生と

同じように軍事訓練を受け、軍隊に

入隊して女性軍人として様々な

軍事に従事したことは、

 

 

今までの女性王族が、名誉

職のみという慣例を打ち破った

初めてのケースと言われて

いますから、

 

情熱的に、そして自立心をしっかり

持っていた女性であったことも

うかがえますね。

 

 

様々な場面で活躍されてきましたが、

ダイアナ元皇太子妃と

チャールズ皇太子離婚によって

英国王をゆるがせたスキャンダルが

女王陛下にとっても、大きな

ピンチの時期でした。

 

 

ダイアナ元妃が事故死した後、

公の場で沈黙を続けたことで

大きな批判を浴びましたが、

 

女王がTV放送を通じて、

哀悼のメッセージを発信した

1997年9月5日は、年運は「衰」

「活動期 壊」の日でした。

 

 

 

「衰」の年は衰弱 衰退 

一旦静観を要し、日運は災難が

多く 破壊作用が生じる日で

したから、

 

 

この事件をきっかけに、王室の

信頼回復のため、開かれた王室を

意識した改革をおこなったことは、

英断といえますね。

 

 

今年2月6日在位70周年を記念した

祝賀式典では、くまのパディントン

とのお茶会動画を発信したり、

 

 

王室エンブレムを記念品へ供与

することで、コロナ禍で落ち込む

国内経済を底上げしようとする対策等

 

 

「国民に奉仕する」という姿勢を

貫くことが、国内外を問わず

愛されたのではないかなと

感じます。

 

 

国葬が実施される9月19日は、

月運は「安」日運が「転換期 親」

であることから、

 

 

チャールズ新国王へ速やかに

王位継承できるように、努力

されてきた女王にとって

 

 

安らかに天へ旅立つ日として

ふさわしいと感じました。

 

 

国葬の日までに一般市民が4日間

棺と対面できるような計らいは、

日本では難しいことですが、

 

 

女王陛下が、英国のシンボルで

あり、とても愛された女王さまで

あったことのあらわれですね。

 

 

天皇陛下 岸田首相も国葬参列

予定とのことですが、国内で

大きな論議を元首相の葬儀と、

エリザベス女王の国葬の様子をみて、

何かを感じられるかもしれません。

 

 

あのチャーミングな笑顔とウィットに

富んだ会話と国民を励ます力強い

演説にお会いできないのは

とても寂しいですが、

 

 

安らかな気持ちで、天に召される

ことを心からお祈りしていきたいと

思います。

 

 

ピンチとも言える出来事が

生じた際、その時の運気の

流れを理解しておけば、

 

冷静に受け止めて、次の

一手を打つヒントにも

つながります。

 

 

今のご自分の月運 年運を

意識して、現状を冷静に捉える

お手伝いができれば嬉しいです。

 

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございます。

 

 

お大師様(空海様)の

ご加護がお読みいただきました

皆さまのもとへ届き、

 

 

素晴らしい明日が迎えられます

よう、お祈りしております。