行かない方がいいこともありますよ

知らないことがいいこともありますよ

~~~
そうしたまま静寂の中をタクシーは走っていく

海沿いまでは来ていた

それはわかる

そういった静寂だ

だが

だがおかしい

いつまでもつかない。

つかないんだ

キハチは運転手に尋ねた

キハチ「いつつくんだ?」

運転手「・・・」

運転手は黙ったままだ。

それよりもキハチは見逃していたんだ

とある事実を

運転手の制服が

白いということを

あの白装束の男たちと同じように・・・

キハチ「なあ・・・一つ聞いていいか?
なんでそんなに白い服なんだ?」

運転手はまるで赤ずきんに出てくるオオカミのように
豹変して答えた。

さっきまでの声色とは違い太く思い声で・・・

運転手「お前を殺すためだ・・・」

邪魔だった

邪魔だった

異端宗教の警察ども

その一部隊の指揮をとっていたこの男が

運転手「いや、しかし連れって言ってやりますよ
あの船に。

宴に。」

そういうと突然高速を飛ばすように急にアクセルを吹かす。

右へ左へ蛇行しながら、コンテナ群を縫って進む。

キハチは左右に振られながら頭を何度かガラスに打ち付けた

キハチは抵抗しようとしたがけがのため体が本当ではない。
ましてこのスピードで右へ左への遠心力では何もできない

何よりも後部座席から運転手の席には防弾ガラスで仕切られており、抵抗するすべがないのだ。

そして

急にタクシーは開けたところに出た。

そこには大量の







警官の山。

これから船に乗り込もうというところ。

その軍勢に、アクセルをべた踏みし・・・

つっこ・・・・・

~~~

~~~

そこで、〈現実〉の映像が途切れた。

ここは〈夢〉〈アンカータウン〉

〈現実の映像〉を〈電磁ネット〉によって仕入れていた仮面の男に
異変が起きた

情報が
見えない。

この感覚。

仮面の男「なんだ・・・この感覚は・・・
このウイルスに破壊されたような・・・
この感覚は・・・

お前か・・・お前がやったのか・・・」

逃げも隠れもしない。

対峙するのは

ゆういち。

ゆういち「ああ、そうだよ」

~~~

このままでいいのか?

ずっとこのまま社会に流されて

周りに流されて

なんとなくの人生でいいのか?

 

てんじの言葉は弟にどうひびいたのか?

 

~~~

なんとなく生きている

なんとなく生きている

遠ちゃんとはおれは違うんだ。

 

体は遠藤

しかし今、心は真悟だった。

 

遠藤は眠っている

ずっとずっと深いところで。

 

眠っている。

 

真悟「みずほ先輩。」

遠藤として打ったメールだったがきちんと来てくれた

 

瑞穂「待った?」

真悟「いや、全然。」

 

遠藤のままならばまずここで噛みまくっているはずだが真悟は冷静に、落ち着いている。

 

真悟「この間はごめん。今日は埋め合わせするから!」

この間の惨劇を言っている。遠藤がやってしまった惨劇を。

 

本当は遠藤の挽回をするつもりだったのだが・・・

 

やめた。

 

俺だって生きているんだ。

 

生きているなら。

 

おれが瑞穂先輩と・・・

 

それが今日の始まりの感情だった。

 

あれから数時間。

 

デートは順調に進む。

 

遠藤を押し殺したまま。

深い眠りにつかせたまま。

 

順調に。

 

~~~

ピーター「順調だよ、フック。

もうすこしでお前の頭が割れる!!」

 

ピーターはフックの頭をわしづかみにしながら言い放った。

 

~~~

このままでいいのかあめわ

ピーターも悪に染まっていく。

 

このままで・・・

 

いいのか?

復讐にかられると

 

人は思いもよらない行動に出る

 

そう

 

こんなふうに

 

ピーターエンドはその次の瞬間には

フックの頭をわしづかみにしていた。

 

ピーター「いろいろあったけど・・・、とりあえず一発殴らせろ」

 

殴らせろと言いながら

頭を勝ち割るほどの握力で頭を締め付ける

 

ぎりり

 

それをみていたテトラはあまりの’力’を感じ・・・

テトラ「ここはもう引くしかないですね・・・

もうかかわらないことにします。

もう・・・」

 

ひっそりとこの世界から退散していた。

~~~

てんじ「なるようにしかならないんだ。人の運命なんて・・・

なんて思っているのか? あめわ。」

 

あめわは何も答えられずにいた。

 

てんじ「今の状態のピーターをほおっておけば

フックを消し飛ばすぞ?」

 

あめわ「おれは・・・」

 

てんじ「二人も救えなかった。 今度はピーターもフックも・・・

なぜおまえは変える力を持っていながら運命を変えないんだ!!」

 

あめわ「・・・」

 

てんじ「・・・何を言っても無駄なようだな・・・

お前もチケットを失い、この世界から消えろ。

 

〈現実〉でもそうやって運命に逆らわず

 

’なんとなく’の人生をおくればいい!!

 

なんとなく、それなりに楽しい、逆境からは逃げる、苦しいことは自分には関係ない

そうやって何も感じず、考えず

なんとなく生きていけばいい!!」

 

てんじはそういうとギターを鳴らした

あめわのチケットを壊すために

〜〜〜
一方こちらはゆういち

ゆういち「いつ飛び出していくよ?」

ドッペルゲンガー「今いけよ」

ゆういち「いけよ・・・って、おれが行くのか?」

ドッペルゲンガー「他にいないだろ?」

ゆういちはしぶしぶ飛び出していった

仮面の男「!またおまえらか…」
迷惑そうに
ひたすら
迷惑そうに

仮面の男「現実世界が楽しくなってきたところで」

仮面の男は張り巡らせたネットから
現実の情報を引き出していた。

ゆういち「ああ、これがお前が今見ている風景か」
アンカータウンの上空に豪華客船での惨劇が写しだされた

血の海

ゆういち「お前が仕組んだのか?」

仮面の男「そうでもあり、少し違う

おれはきっかけを与えただけだ。
何を信じるべきかの指針を。」

ゆういち「結局お前を倒さなければならないんだな!」

仮面の男「それをしても動きだしたうねりは止められはしない」

ゆういち「うるさい!こい〈リディアス〉」
ゆういちは指を二回ならす

ゆういち「本来は別の場所から操る機械だけど直接乗ることだってできるんだ」

ゆういちはリディアスに乗り込んだ

仮面の男「邪魔ばかりするなよ
〈テクニカ  ビックデータ〉」
仮面の男は情報を体に取り込み巨大化する

仮面の男「終わりにしてやるよ」

ゆういち「今度は完全に仕留める!」

せっかくつかんだ手をはなしたくない

フック「・・・なんでお前はつかめるんだ?
なんでおまえはつかめるんだ?

仲間を・・・
手に入れたいものを・・・」

フックの怒りは頂点だった。

何であいつはつかめて
おれはあいつに奪われたんだ・・・

フック「・・・消えろ。」

フックは手を振り、〈気〉の力で真空破を起こす

その空間を割く気はジョンの手を

切り裂いた

ジョン「!?」

ピーターがつかんでいた手
反れば急に軽くなる。

手だけがピーターの手に掴まっていた。

ジョン「落ちる!!」

そのままジョンとウエンディはマグマの中に落ちていった

ピーター「-------------------------」

ピーターは声にならない声を上げる。

消えるときは一瞬。

そのまま二人は光となって消えていった。

かつや「・・・え、嘘だろ?」

目の前で〈夢の住人〉が消えていった。

ピーターは持てる力を振り絞り、フックをにらみつけた。

テトラに入っていたピーターの影は不敵に笑う。

今が乗っ取るチャンスだと。

影「もうこの体はいらないナ・・・」

影はそのままテトラの体を地に投げた。

どさっ

テトラはもう何の力も残っていなかった

テトラ「この私がすべてを手に入れるはずだったのに・・・
こんなはずでは・・・」

影「そこで吠えていればいい。もう何もできないと思うがな。
・・・さて」

影はそのままゆっくりと歩きだす。

復讐

と復讐

その間に

フック「ピーターエンド。 それがお前のしたことだ。
おれの気持ちがやっとわかったか??」

ピーター「フック・・・お前にしたことは許されない。」

フック「許す?はっ!許しはこう気はないさ・・・

・・・無様だなピーターエンド!」

ピーターは一発ぶん殴りに行きたかったがもうありったけの力を使い
ついには消えかけていた。

そこに

影「一発殴りたいか?
あいつを。」

ピーターはうなずくとそのまま影に身をゆだねた。

影「さて、念願ははたそうか・・・。」

影はそのまま見えないくらいのスピードでフックをぶん殴った。

フック「ぐ・・・」

フックはそのまま地に伏せた。

影「なぐったぞ! このまま復讐を始めようか?

ピーターエンド」

もともと本体だったはずのピーターエンドに尋ねる。

答えは決まっていた。

ピーター「あいつを消してくれ。」

その言葉を最後にピーターは自分の心を閉ざしてしまった。

そして答えた。

影「了解した。
楽しめそうだ。」

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