長谷川 義史
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん         
  (BL出版) 2000年刊

先日紹介した長谷川義史さんが、初めて描いた絵本です。


5歳のぼくが、おとうさん(38才)、おじいちゃん(72才)、おじいちゃんのおとうさん(ひいおじいちゃん)、そのおとうさん(ひいひいおじいちゃん)、そのまたおとうさん(ひいひいひいおじいちゃん)と、さかのぼっていく。


ここらまでは、作者も私もたぶんまださかのぼれる(写真等で知っている)時代だ。


しかし、そこからは、時代をさかのぼるスピードが増して、息もつかせない。


最後は原始時代より、まだまださかのぼっていき・・・・・現れたのは・・・・・・!?


この絵本は、読み聞かせをしようとすると、後半、息が続かなくなる恐れがあります(笑)


そしてこの作品のパワーは、そのまんま作者のパワーを表していて、

この後、長谷川さんは、ものすごい勢いで絵本を出版しています。

《2005年10月現在で、絵本20作以上(読み物他をふくめるともっと)》


私が長谷川さんの絵本が好きな理由は、多分、書き込みがものすごく多いからだと思います。

ページのそこかしこから、おはなしに関係すること、しないこと、意外なこと、もっともなこと、などなど、

いろんなことが読み取れて、飽きることがありません。


私自身が、必要以上に、いろんなことを書いたり読んだり見たりしたいタイプなので、よけいに魅かれるのかも・・・?