まつした きのこ/文  伊藤 秀男/絵
おでっちょさん (学研2005)

おでっちょさんは、世界一ちからもちの女の子です。

さんぽが大好きで、今日もさんぽにでかけます。

そしたら、おおきなおおきなへびが、ごろんといて、

「こんなところに いたら あぶないじゃないか」と、

なげとばしました。


そのあとも、つぎつぎに、おおきなおおきなものを

なげとばしていくのですが、

はらっぱで ひとやすみしていると、

「おでっちょさん、いっしょに あそぼう」と大きな声がします。

みてみると・・・・・。


なんともいえず、力強い絵です。

自然の力強さが、この力強い絵によってますますイキイキと描かれています。


この絵を描いたのだれ?と思ったら、「けんかのきもち」の画家さんでした。


おはなしの、まつしたきのこさんは、後付けによると

ふだんは、さまざまなジャンルの本の編集を仕事としているそうで、

この絵本は、布団のなかで、子どもと一緒に作った話をもとにしたらしい。

どうりで、繰り返しがここちいいし、話しはこびも子どもが喜びそうな

ダイナミックなものになっている。


おでっちょさんのように、力強く前に進んでいきたいな。

そして、じゃまだ!どけ!と、なげとばした人たち、ごめんなさい。

ホントの気持ちに気づかなくて・・・

なんて、そんな深読みはしなくていいか(笑)