昨日の夜、人と会う約束だったのに、約束の場所に約束の人は現れず、その人に渡すはずだったお花が渡せないという、坂爪圭吾さんのFacebookの投稿を見た。
22時を過ぎていて、さすがに今から京都に行けない。明日は、朝から予定があって、何時に終わるか分からなかったから、連絡出来ないなと思ってた。
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坂爪さんの投稿はフォローしていて、沢山の気づきや、痛快な気持ちにしてもらっていて、出会う機会があれば「いつもありがとうございます」って言いたかった。でも、同時にとても勇気がいるなぁと思ってた。自分でも気づいていない、心の奥を見られる気がするから。
でも、今回「会ってみたい」と思ったのは、近いところに来ておられること。そして、お花があること。お花がだめになるなんて、それこそダメだ~~~って思ったんだと思う。
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そして今日、
用事が終わって、坂爪さんにメッセージしてみた。
まだお花を持って、京都におられますか?
はい、まだ京都におります。
すごーい!ほんとに会うことになる!
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用事が終わって、ほんとに会おう、連絡しようと思った時、頭に浮かんだことがあった。
それは、明後日の花曼荼羅の会に、坂爪さんからもらうお花を持って行けるかもしれないってこと。
それを思いついた時、身体がふわぁーってなって、すごーい!これは、ちゃんと会えることになるなら、私がもらうお花だったんだ!っていう感覚。
このお花も、花曼荼羅のためのお花だったんだ。という感じ。
そして、駅に向かう前にATM寄ったら、金欠ギリギリの深田家に、臨時収入が入ってて、坂爪さんに志も渡せるという流れ。
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実は、坂爪さん寝るところないだろうと思って、宿の予約取ってみてもいいかなと、昨晩ググってた。お風呂も入れてないかもしれないから、サウナ付きカプセルホテルとかいいよねとか。
でも、金欠深田家も現金が嬉しいから、それを渡せたら私も豊かな気持ちだなぁと思ってた。願いが叶うし、ホカホカした気持ちになった。
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昨晩も寒かっただろうなと思って、カイロを買って、いざ京都駅へ。
第一声は、なんて言おう。
お腹すいたしご飯誘おう。
ご飯代どうしようかな。
(奢った方がいいかな、割り勘にしようかな)
何食べたいかな。
どんな人だろう。
すぐ出会えるかな。分かるかな。
お風呂に長く入っていないかもしれなくて、思ったより清潔感なかったらどーだろとか(笑)
色々ドキドキした。
お花いただけて、お礼を言えたらいいから、出会ってすぐさようならしてもよかったんだけど、勇気出して、ご飯行きませんか?と誘った。
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坂爪さんは、ペラペラ話す人ではなかった。
出会ってすぐの雰囲気で、私は自分のことを色々話せる感じじゃないなと思ったし、聞いてもらえる感じとは思わなかった。しかも、私自身、聞いてもらいたいこともなかったし、ありがとうを言えたら、ミッション完了なので、ノープランだった。
だから、シーンという沈黙も多かった。
なんで俺のこと知ったんですか?とか
普段は何されてるんですか?とか聞かれてちょっと話したけど、私からも、京都の前はどこにおられたんですか?とか、いつも投稿は携帯ですか?とか聞いた。
でも、坂爪さんの返答は少なく、押し黙ってくる様子で、「質問ばかりされたら話せない」「もっと深い話ないんですか」と言われた。
そっか。
質問ばかりかー。だって、謎だらけなんだもんと思いながら、そうですね、質問ばかりですねというと、YESかNoの質問は、答えるのがしんどくなるということを言われた。
なるほど。これは、別れた後に思ったけど、坂爪さんも私に質問していたけど、質問の質が違ったんだろうなと思った。そして、私は、これからの探求にしたいけど、初めまして同士でも、閉じられた質問ではない問いかけ方とか、話の仕方を、磨きたいと思った。
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私は、モモになりたいから、質問ばかりでは、モモになれませんねというと、坂爪さんは少し笑った。
最近の小5の息子を介してのモヤモヤを話して、それを、坂爪さんは黙って聞いていて、花曼荼羅の話も黙って聞いてた。
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私たちは、12:30に出会って、ご飯を食べて、坂爪さんは13:30の電車に乗った。もし、ご飯屋さんがめっちゃ混んでたり、私が聞いてほしいこといっぱいある人だったら、こんなスケジュール組めないし、もう少し早い時間に坂爪さんが電車に乗ることにしていたなら、今日は会えなかったと思う。
タイミングという不思議さも感じたし、短い間で、しかもお互いに何を話していいか分からない初対面の関係の中で交わされる会話に、何を話すかということも、ほんとに不思議だと思った。なぜそれを話そうと思ったかとか。
私は、すぐに言葉が出てくる方ではないなと、しみじみ感じたし、こうやって1日を振り返りながら、心と言葉を繋いでいくことで、「そう思ってたんだ」と分かることもある。
それに、まだまだ、坂爪さんになんて思われるかとか、自分もそう思いますって言ってほしいとか、そんなことを考えてるなとも思った。
または、特異な人だと思われたい気持ちがあったり。(これはなんでかと考えた。記憶に残ってほしいのかなと思う。)
勇気を出して、ご飯食べに言ったから、「質問ばかりはしんどい」って伝えてもらえた。
でもこうやって1日を振り返りながら、なんで会いに行ったのかを、シンプルに考えてみると、
私は、お花を持った坂爪さんに会いたかったんだ。お花がだめになったら、だめ~~~って思ってた。
いただいたお花を家で水に生けながら、よく水がない中で、イキイキしていてくれたねと思った。
坂爪さんにとっては、どんな1日だったか分からないけど(たぶん面白くなかっただろう)私にとっては、ベストなタイミングで様々なことが噛み合った大いなる1日でした。
ありがとうございます。