お友達のFacebookの投稿から知った「子どものスピリチュアリティの育て方~こんな時代を健やかに生き抜くために~」という講座。開催当日に知ったので、参加は叶わず、動画視聴という方法で講演を聞くことができました。
動画購入の期間も延長してくださいました。感謝♡
私は、8年間保育士を経験していますが、(放課後等ディサービスと合わせると10年)最近の気づきとともに、「私がなぜ、保育の仕事についていたか」ということも理解できました。
先生が講座の中でおっしゃていた保育とは「人間とは何かを問われる仕事」であり、人間存在の根本を知っていく仕事。つまりは、自分というものを知るという視点は言わずもがな、そのことも含めてですが、もっと腑に落ちたことがあったので、あとで記します。
講師の虹乃美稀子先生は、仙台でシュタイナーのこども園を開かれています。
虹のこども園。私塾という形で、保育や大人の学びの場を提供されています。今回は、9月3日から開催される連続講座のプレお話会でした。
講座の中で印象的だった、「コロナ時代」ということ。
人は、シュタイナーでいうところの「12感覚」の触覚がベースになって「自分」という存在を知っていく。
人生初めての触覚体験は「産道を通る」ということ。
世界をリアルに触覚体験しながら「自分という輪郭」を知っていく。皮膚でおおわれた1つの独立した存在だと知っていくことは、自我他我感覚につながる基礎になる。
コロナの時代、「触らない」「触れ合わない」「言葉を交わさない」ようにしながら、体験を奪われている子供たちは、触れることへの抵抗が増し、人との距離のとり方が分からなくなっているという。
こどもたちに今「起こっている」ことは危機的な状況であることは感じていたが、人が人として存在する根幹を揺るがすことが起こっているのだなと感じた。でも、今の時代に「これが起こっていること」その意味を大局で捉えて、悲観してばかりもいられないな。揺れるところだ、信念を育みたいところだと、私の内側が感じている。
この講座も興味あるなー。
さて、デジタル社会、暮らしの変容、コロナ時代。このような今において、私たちは何を失っているのか。
それは、ホリスティックな在りようであり、人間性(人間が人間らしくある由縁)つまり、スピリチュアリティといえる。
一人ひとりのスピリチュアリティが尊重される世界を顕現させること。世界で一番ともいわれる自殺が多い国、日本。忘れさせられている、いのちの尊厳。
靈・精神・靈性(スピリチュアリティ)を自身に取り戻すこと。思い出すこと。
一人一人が目覚めた意識で自分自身を観察すること。(感じている主体のわたしを観察する)
これが今、大切なことで、私が顕現したいと思っている世界だ。だからこそ、シュタイナーにとても惹かれる。
大人もまた自分のスピリチュアリティを育むために内なる子どもと出会いなおすことが必要であり、そのために、私が分かち合いたいもの。数秘や、タロットや、フォーカシングは、You&Meを思い出すアイテムなんです。
内なる子どもと出会うことを通して、「自分のやりたいことを、自分で気づき、自分の責任においてできる自由な人間になることができる。すると、その子が最大限に輝く」と先生は講座の中でおしゃっていました。シュタイナー教育が、自由への教育である由縁です。
講座の中で、私が1番腑に落ちた、「私が保育に携わっていた理由」
そのひとつは、幼児期の子どもたちに接するということが、私自身のためになっていたこと。
幼児期の子どもたちは、
「みんな繋がっていて、どこにでも神様がいる」
「あなたはわたし。わたしはあなた」
「石にも花にも、お父さんにもお母さんにも神様の姿をみている」
そんなアニミズムの感覚の中にいます。
私は、その感覚を自分と重ねたいと潜在的に願っていたんだと思います。
八百万の神の存在との繋がりを感じていた、かつての日本人。私は、昔からこの国の精神性が好きだった。曖昧さとは、なんと尊い。
地球を1つの生命体として捉えるガイア思想は、アニミズムの世界を生きる子どもたちと接する時に、とても助けになります。
障害のある方々と接することも、その体験を通して「人間」というものを知る体験となっている。
やはり、最近の気づきで得たように
「わたしに出会うため」に、今までの体験がある。
最後に9月からの講座
を紹介されていた。半年間の講座内容は、
1. スピリチュアリティってなんだろう?
2. わたしの中の子どもを抱きしめる
3. 星の階段を降りてやってきた子どもたち
4. 子どもの発達 普遍のひみつ
5. 運命への信頼は、自由への扉
6. 「意志・感情・思考」21年かけて順番に育つ三つの力
7. 大人も7年ごとに成長変容する秘密
8. 地球とつながる生き方へのシフト
9. 地に足つけて社会とつながるスピリチュアリティ
10. 子どもたちに贈る愛という熱の力
11. 察する力を育てるー子どもとのやりとりは直感が9割
12. 世界を抱きしめられるわたしへの変容
めっちゃいい☆
この話を聞いていても、インスパイアされたのは、今、私は「自分の仕事をしていくに際しての、信念」を言語化したいと思っているのだけど、5の運命への信頼の話を聞きながら、
そうだな。私の信念は、「全ての出来事には意味がある」ということかもしれないと思った。
主導権を自分に取り戻すということは、どんなことも人や環境のせいにせず、引き受けるということ。
世界への信頼と自分の運命を信頼することは、繋がっている。
全ての出来事の原初にあたることは、「生まれた」ということだと思う。自分への信頼が育まれていくことで、自分の「生」を祝福できるだろう。
講座などを受講して、質の良いインプットをし、自分の内側で響かせ、発酵し、アウトプットする。
私が出来ることをさせていただきながら、お役に立つ生き方をしたい。