初めて手にした作者さん
後表紙の解説が 文学賞三冠の特大デビュー作!とあってデビュー作で三冠??色んな賞に一度に応募したのそれって規約的に大丈夫なのとなりましたが、そうではなくこの解説は後付けで、多分文庫じゃない時点で発売されてから色々賞をとり、文庫の時点の解説で三巻になったのかと解釈
かぶき世界のお話は結構先駆者の文学が見受けられるから難しくないのかなあと思ったら、歌舞伎舞台の情念を描きつつ、実は相棒バディもの
ただミステリ…とはちょっと違い…うーん謎解き風に見えるが謎解きとも異なると言った新しいジャンルだなあというのは感じます
両足首から先を壊疽対策で切り落とされた絶世の女形と何故か気に入られた小鳥屋さんの二人
両足を失う女形設定がたまに見られるのは実在の人物で両手両足を失った実在の女形がいるからかな
歌舞伎世界=どろどろなイメージそのままに、小鳥屋さんがワトソンとして狂言回し役をにないつつ、爽やかな雰囲気を残してくれるのが少し違う所
ただ普通に歌舞伎についてと思ってたら、普通に鬼がいて普通に存在をだれも疑わないとあるので、ある種のファンタジーと思って読む方が、本格派を期待してる人はいいかもです