おもしろかった 歴代有名な人物、絵を取り上げてくれているのと、ちゃんと根拠となる部分、その○○では?というのもきちんと理論があって、たまにあるすごくいい加減な根拠でセンセーショナルなタイトルをつけるようなものとは違ってました。
モナリザの場合、絵のモデルは今だ謎のままですが、目の近くにある少しもりあがった腫瘍的なものが、コレステロールによる脂肪なのではとか、歴史が好きな人ならよく聞く秀吉は六本指があったというのも、だいたいが「フロイスがそう言ってた」で終わらせるのに対し、こちらの本ではもっと秀吉に身近な人も六本指って言ってたよと追記してくれていました。
他にも歴代の肖像に触れたり、医学的見地だけでなく解りやすさが抜群
武蔵の二刀流も『武蔵が特別体質の大男であったからこそ二つの刀を振り回すことが出来たのであり、一般人の間で二刀流が衰退していったのは当然』というのは、なるほど、宮本武蔵が大きな体をしていたで終わらせていない推察で、感心でした。
得に興味ない人でも歴史に興味ある人なら楽しめますのでぜひ!