普通に検索をして、コミックス版が先にひっかかったのでびっくり
こんなキラキライメージのコミカライズされてたのですね

メディアワークス文庫

一般にラノベと言われるジャンルかと思うのですが、ラノベ的な軽さはあまり感じず、普通に重さがそれほどでもないライトミステリとしてとても読みやすかったです。
手にしたきっかけが、本屋で結構シリーズで並んでるっぽいなあという程度の気持ちだったのですが、ちょっと癒しになる一冊でした。
探偵役は「視覚」以外の感覚が失われているという、血のつながらぬ娘を持つ青年。

視覚以外は何もないのに、何故普通の生活をおくれて居るかというと音も香りも、文字のように目で見えるから。
正直その感覚はわからないのですが、たまに現実でも「香りに色が見える」という方がいるというのを見かけたことあるので、それが特化した能力…ということなのでしょうか。

その資格で、失せ物を探すという青年に、青年に助けられたという三下風チンピラ、娘の保育園の先生と、それらが互いを思って動く短編連作になっています。
結構既刊があるので、その後の数冊も読んでみたのですが設定重っ…
ライトノベル文庫ですごい重っ……特に探偵役はもともと普通の少年で、いろいろトラウマをうけつけられて現在の状況にというのがすごい
……もうちょっと読んでみようかと思いつつ、爽やか気分にはなれんよなあと続きを手にするのを悩んでます