
講談社
この方の作品って、ちょっと主人公を変えれば本格的に重さがありそうなものになるのに、数作読んだだけですがどれも
「細くて美人」が主人公なので、ファンタジーになるという
今回は華奢で印象的な美人が、大藪春彦的な世界でボロボロになりながらも活躍するよ!
…主人公がゴツいおっさんだったら、ハードボイルド系が好きな人にも好かれる話になったんじゃないかなあ
美人は美人でいいけれど、探偵の探偵をするのがすべて力業なので、違和感が大きいです
探偵の探偵とは、「探偵業で得た情報を、裏取引や脅しに使う」ような探偵を調べ上げてとっちめるという仕事
主人公は身内をストーカー被害で亡くし、その死のきっかけになったストーカー男に情報を渡した探偵を憎んでいる設定
…やっぱり男でもこの設定でいけるよね…
続いているらしいので、もう一冊読んでみてから読み続けるかを決めたいです
追記二巻も読みました
似たような展開で、数回普通なら死んでるけれど主人公だから死なない補正
…代わりに他の人が死ぬけどね
目が離せないからと、主人公を雇った探偵所長
目が離せないのは当人だけで、足手まといでしかない特に知識もない妹分をつけるわ、フォローをするでもなくお前何がしたいのか
っていうか妹分は死んでもいい扱いだよね、あれ
悪役側がつかうGPSを持たせるとか、妹分にするなら格闘技に優れてるの選ぶとか何もせず、どうみても人身御供です
直接的なバイオレンスは苦手だけれど、ファンタジーだから平気という人向け
コミカライズもされているようです