講談社

京極堂二次創作を作者公認で出しているシリーズ薔薇十字叢書
この前のはKADOKAWAでしたが、今回は講談社と出版社をまたいでいるのがすごいですね

今までに読んだのは、意識して京極先生の文体などを似せているなあという雰囲気だったので、楽しめる反面どうしても違和感が一部にありました
しかしこちらは「猫=ザクロ」が見た視点で書いているお気楽短編集という感じなので、素直に二次創作として楽しめたという雰囲気です

イラストもポップというか少女漫画風というか、男性陣は基本イメージに添っているのですが(どれもハンサムな榎木津は通常運転として)二割増しハンサム
女性陣は普通にみんなキュートで可愛い(ただし女の人は個性のない雰囲気で、若いというより少女っぽくて年齢にはちょっとあってない)

本当にお気楽に読める京極堂という雰囲気です
猿くんと奥さんのらぶらぶっぷりなどは、本編では拝めなさそうなのでほんわかしたり、シスコンな京極堂とか、二次創作として楽しめる短編ですが、本編の雰囲気を崩すな!という人はやめた方がいいです