宝島社

このミス隠し玉賞なるものらしいです。

現代のOLが江戸時代で指紋を調べたりルミノール反応を利用したりスタンガンを使ったりで事件解決に行くというちょっと荒唐無稽に感じるのに勢いで面白いと思えた作品です
穴があるなあと思ったのは、現代の一般的OLが江戸時代に行ったら大女でしかも髪の毛結ってないって、注目集めすぎだしラブロマンスの相手も背がかなりひくかったら興ざめではと思ったら…
ラストでお相手の大どんでん返し


ここからネタバレ
まさかの八丁堀の旦那は昭和20年代からのタイムスリップだった!
普通ならまあ…ちょっと珍しい時代小説の変型判として、興味深いなあで終わっていたかと思っていたのですが、おおらかを通り越して鈍いのではというまさかの旦那のオチにびっくりでした。
これはやられたw


二重三重構造の罠なども面白く、エンターテイメント要素強い時代小説風と、若い世代にも楽しめそうな一冊
こういう含みのある終わり方は続くかな…と思ったら、実際今4冊目まで出ているようですね。
あまり長いと一段落してから…と思うのですが、とりあえず追いかけてみたいです