河出文庫

わーいまだ読んでいない澁澤先生の本があった!と即効ゲット。
タイトル通り、前半部分は戦争中の思い出なので、どうしても幻想的な世界観から遠くちょっとがっかりなのですが、それでも興味を持って読みました。
後半も普段の澁澤先生の世界観とちょっと違い、日常的エッセイという感じ。
長ネギは玉ねぎがあってこそ「長」ねぎと呼ぶべきであって、普段はネギでいいとか、…すごくどうでもいいことを真面目に書かれていてくすり
また中華そばに対し「日本」そばなんて呼び方は、ないだろうというのもあったのですが…、
今の日本人だったら、日本そばという呼び方、特に違和感感じない人多いんじゃないかな

方向音痴はおかしい、方向痴でいいじゃないかというのも字面的には納得ですが、多分世間一般に通じなさそうですw
どうでもいいと思いつつ、その発想はなかったなあと色々楽しませていただきました

しかし澁澤先生ファンですが、文庫でこの文字数で950円+税金はちょっと高い…
同人誌並みでは……部数が限られちゃっているのかなあ…