タイム・ラッシュ [ 神永学 ] |
新潮文庫
副題は天命探偵真田省吾 となっているので、探偵モノを期待して呼んだんですがむしろエスパーモノ
何度も人が死ぬ夢を見る女性が、その夢の通りにならないよう人を助けるべく依頼をして…というのが物語のはじまり
てっきりその夢を、探偵らしく分析してこういう理由で夢を見ていたから、事件解決!
かと思ったんだけど夢を分析して犯人を捕まえた、君の夢は100%の本物だみたいな感じで物語りは終わって、その夢を見る女性は悲劇の主人公っぽいまま新しい一歩を歩む…
となってるんだけど、どうも本人なにもせず、人を否定してばかりのタイプだったのでどうも物語りに入り込めませんでした
あ、一応美人でまっすぐ健気…ではあると思います、ただ本人は特に苦しんでるけど、動くのは他人任せだよねというだけで
探偵モノとして読むのでなければ、それほど気にならない展開かもしれません
私はあまり、登場人物が好きになれなかったのですが、シリーズで続巻が数冊でてるので、好きな方には好きな世界観なのかも