幻冬舎文庫

ただいま封神演義関連の本を色々読んでいる中で、本棚に並んでいた一冊を取り出してきた。
帯には「英明な殷の君主夫妻 紂王と妲姫はいかに国を滅ぼしたのか?」の文字
封神演義とは違い、人間の歴史としての殷の物語

何か表紙の装丁でちょっと損をしているなあという印象
水色の背表紙部分のせいかな?子供文庫っぽく見えてしまう

何かかっこいいタイトルですが、「天邑」も「燎煙」も意味わからんと検索してみる「天邑」→てんぷら屋とかうどん屋とかの店名しかみつからない 「燎煙」→この本のレビューにたどり着く…で結局解らず(笑)

そこで諦めるのも、中国歴史スキーを自分としては悔しいので漢和辞典を引っ張り出す→やっぱり両方載ってない
本文の印象で天邑=天が国の中心として認めた国っぽい 燎はかがり火の意味だから、あわせると天の中心だった国の最後のかがり火…みたいな意味にとっていいのかな

歴史登場人物の見方を変えるという試みは、そういう視点があったのかと色々驚くことが多いのですが、この場合改変が多すぎてなんだか不都合な箇所、みんな目を瞑ってる印象
英明な殷の君主夫妻…設定はさすがに無理がありすぎで、せめてどっちかを暗愚にしないと、諸侯一斉叛乱にならんだろうと…
ただ、比干が自らを戒める為に自分から奴隷となった行為が、周囲には忠臣を貶めたと評価される形になったという箇所はちょっと、ありかもと興味深かったです

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