講談社

再読での感想ですので、上巻・下巻をまとめての感想
短編連作時代物…という設定ですが、上巻の途中からは短編というより、一つの長いお話を色んな箇所でうまく区切って読みやすくしているという印象
とある長屋で人が次々と引っ越していく。その長屋の世話を恩人に託された佐吉は責任を感じ、日々悩んでいるがどうもその背後には、恩人自らが長屋からいろんな人をトラブルにならない形で引っ越させているようだというところまでが上巻。
下巻になると、佐吉の悩みをそれとなくフォローしていた同心平四郎の元に、養子候補の甥であり美少年弓之助が参戦。

面白い事は面白いんだけど、最後の方の段になると「なんで?」と思ってしまう出来事が連発
追い出したいだけ、しかも金を払うっていうんだったら、もっと穏便に追い出す方法もあるのに、って感じだし、佐吉の扱いも小金を貯めさせる目標にしても…なんだか的外れな行動をしている印象
美少年の美少年である必要はほとんどなく、最後はどこか物足りない解決な終わり方です
そして、検索かけてみたら、漫画化していて驚きました
…面白いけど、コミックで読む面白さとは違う印象だったので

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