角川文庫
学生時代に読んでた頃と、社会人になって読み直した今だと
結構感想が変わるなあと懐かしくページをめくったり
予断ですが、子供の頃好きじゃなかったカツオですが、大人
目線で見ると結構サザエさんの方が、だめだめなんじゃないだろうかと
思うようになってしまった点が似ている(笑)
(姉さんは頭良いから塾で講師のアルバイトをしてるのよ!とカツオ
に大嘘こいて、ツッコまれたら塾に乗り込んで断られたのに「私は講師
資格もってないけれど 塾の子供より大人なんだから、色々教えら
れます!」とごり押しして無理やり授業を行った話を見た時は、
何この無駄に間違った迷惑な行動力はとドン引きした 更にそれを
「呆れたやつだな」と波平が怒るかと思いきや「サザエも色々あるんだから
仕方が無い」と流したのにも更に引いた 職場に何も知らない素人がいきなり
やってきて「自分の嘘がバレないように仕事させて!」…って普通に
大迷惑だと思うんだけど)
もっともこの本は感想が少し変わっても、上記のような反発を覚える
印象じゃなく…あぁこういう人実際にいるよねと、苦笑とクスリと笑うが
混じった感じで…エッセイ漫画を読むような感覚かも。
病気を心配しすぎて腰癌という名前を考え付き悩んだり、コップを
割りすぎてどうも罪悪感が沸くからコップが殉職したと言い換えたりと、
一部作者さんの実話エピソードを含めた小説として楽しめます。
学生時代読んだ頃の方が、批判精神が無く素直に読めた分楽しめた記憶が
ありますが、今読んでもお気楽に読めて読書の休憩用の読書なんかには
向いてるかも(本好きな人は、頭を使った「読書の休憩に気楽に読める本を
読む」…に同意をしてくれると信じてるw)
- 新婚物語〈3〉傍若無人な冷蔵庫 (角川文庫)/新井 素子
- ¥479
- Amazon.co.jp