講談社
以前読んだのはハードカバー版で、今回読み直しは
文庫版特に内容は変わらないのですが、重くなく
あまりぎっしりと詰まってない内容で(内容が
軽いというのでなく物理的に文字が詰められてない
の意味)こちらの方が格段に読みやすかったです
文庫表紙の百鬼丸さんはよく時代劇的な本の装丁で
お見かけしますが…毎回これは切り絵なのか切り絵風絵
なのか悩みます(笑)…でも切り絵系の特集でお名前
拝見した事ないから、やっぱりイラストかな?
ちょっとまんがちっくで主人公夫婦が可愛らしく
描かれています
副題が八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
…物語は好きな作者さんですし、心理描写なんかも
共感しやすいのですが、残念ながら食べ物の描写は
この作者さんあんまりお上手じゃないので、(ごめん
なさい 読んでても美味しそう!とかそれ作って食べて
みたいっ…という気分にほとんどならないので)副題に
惹かれ食べ物描写メインを期待して手に取る方には
他の本をオススメします
でも、普通に(?)現代でもありがちな嫁姑という関係や
夫との不仲、実家に帰るのにどうしようというテーマ
を大団円でまとめてくれるまで、人死になどないのに
どれもどきどきしてラストまで一気に読めてしまう本
少し色々疲れたな、という時に気分をまったりしてくれる
本として読んでいただきたい本です
- 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)/宇江佐 真理
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