PHP研究所


知ってる言葉で、結構膾炙してるのに元がこの人だとは
知らなかったなあと言うのが結構あって、普通に知識として
読むだけじゃなく、歴史好きには面白いかも


余談ですが、博物館とか文献とかで伝・○○~とあるのは
○○の作と伝わっているという意味だそうで『人の一生は重き
荷を負うて遠き路を行くが如し 急ぐべからず』というのは
伝・徳川家康となってて驚きでした(有名な言葉だけど家康の
言葉とは知らなかった)


本人の一生を考えると含蓄あるなあ

あとは伝・徳川光圀で『苦は楽しみの種、楽は苦の種』なんて
のは有名な『ああ人生に涙あり』(♪じーんっせい らっく
ありゃ~)の元になってるんだろうなあとか

ハナニアラシノタトエモアルサ
サヨナラダケガジンセイダ
という言葉は、心に残る言葉として有名だけど、これが
元は漢詩で、井伏鱒二による名訳だなんて知らなかったです


てっきり誰か著名人の遺書に残された言葉か何かかと思ってた


ご立派な言葉が多く、凡人としてはご立派な言葉の数々
人生の役に立てようと思えぬ捻くれた性格の持ち主ですが、
雑学スキーな見方で知識や色んな歴史ネタとしてに楽しめました


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