ミステリーゾーン特報班編集 河出文庫


 1993年が初版の本で、今読むと「あ~1999年代

予言が山ほどだねー 日本大地震が来て、沈没して

世界に隕石降って 世界の週末なんだ~」と

占い嫌いの人なら鼻で笑ってポイしそうな予言が

これでもかと盛り込まれてます(笑)

 1999年を越えて数年たった現在なら、怖い内容の

予言なんて知りたくない~というデリケートな心の

方にも、落ち着いて読めるかと。


 個人的に半信半疑なのが、将来英雄や有名人の子供の頃

「この子は将来大物or有名になる」といったパターンの予言を

されていたという展開。

 お抱え占い師とかで、正式な記録の中

予知した子供の未来/10人中8人が当たったというのなら

ともかく、通りすがりに通りすがりの僧に予言されていた!

という場合なんて

『ちょっと賢そうもしくは美人な子供』対象に

誉めてあげるつもりで100人ぐらいに言ってたんじゃないかなと

思ってしまう。


 政治世界でも占い師を抱えていた人が

多いというのは納得のような。


 今読むと、2000年ごろ○○となるだろうという予想

8割は外れてますが、残りをどう判断するかは自分次第…かな?

雑学的コネタとして、楽しめます。


ミステリーゾーン特報班
大予言―世にも不思議な物語 戦慄の世紀末予言から、ミョーな予言者まで