1600円 幻冬舎


なぁぜぇ~ 毎回こんな 後味悪い作品を

書いてくれるくせに面白いんだぁ!

と よくわからない絡みをはじめてしまいそうなほど、

ドキドキと最後1Pでどんぞこ気分を、味わわせて

くれる本。


 この方の作品は ほぼすべて、そんなノリですが

今までで一番、最後でやられましたよ(涙)


 本格ミステリの醍醐味、嵐の山荘に

連続殺人鬼・鍾乳洞に狂った芸術家と

これでもかのお膳立て

 ただ、(これは登場人物紹介に

書いてあるし、ネタバレじゃないと思うので

そのまま書くが)周囲が 性別を勘違いしていた

という設定って、何か意味あったのだろうか?

 

ここから下・ネタバレ です







 最後 一人生き残ったのが まさか

犯人じゃないよね…?あと、音楽聴いてるだけで

プッツリきた狂気の殺人者って…そういうのも

アリなのかなぁ… もともと加賀蛍司が、

「ジョージ」の行動をしていて、それに感化されて

佐世保も…の方が、納得はできた気がする。