正式なタイトルは

Excelパワーピボット&パワークエリのツボとコツがゼッタイにわかる本  超入門編 ( 最初からそう教えてくれればいいのに!    )

 

解りやすいのは解りやすいけれど「超入門編」というには少々難解レベル

少なくとも基本のピボットと表計算は普通にできる人レベルじゃないとちょっと解らないという個所がありそうだなあという印象

私自身はと言えば…1/4ぐらいで脱落しました

これからもっと覚えていこうという感じ

 

そもそもピボットとパワーピボットの違いが知りたくて手にしたので、まずピボットを理解しきれてないとパワーピボットとの違いがよく解らない

多分自己解釈だけど、セルで範囲を限定してピボットにするのに対し、パワーピボットはテーブルが対象で、テーブル範囲を元データで拡張したらパワーピボットも自動で連携されているという感じかな

 

パワークエリもアクセスとかでリレーションシップを基礎知識で知っていないと、ちょっと解らんのでは……

いや正確には自分が解らないのですが

という訳で、もう少し勉強したらまた別途感想書いてみます

ピボット使いこなしている人なら凄い便利!となるのではという感じでした

 

 


こちらの作者さん最初に読んだのがこちらの姉妹編の名探偵のはらわた
面白いのは面白いんだけど名探偵物で幽霊とか鬼とか乗り移れるはちょっとジャンル的に違うのではとなっていたところで、解説でそうした物足りなさを覚えた人は姉妹編の名探偵のいけにえをどうぞとあったので差がした一冊

うーーーーーーん……この作者さん、ミステリ物のこの人は死なせないでという人をとにかく殺していくな…
そして理不尽な暴力描写は毎回痛そう
何より姉妹編と言いながら、舞台全然ちがくない?人物もミステリの前提も(こちらは新興宗教的カルト問題がベース)と思っていたらラスト数ページではらわたと繋がる設定が出てきました

名探偵物は謎解きと最後でスッキリ感があるものが好みなので、名探偵=名探偵じゃないというか暴力ありきというか、何も考えていないみたいな流れから、本当に能力ある人は死んで、いい人も死んで、みたいな展開を覚悟して読んでおけばいいかな

バイオレンスものが好きな人に好かれそうな感じです

 

 

正式タイトルは

「肩が痛い」「腕が上がらない」人のお助けBOOK   お悩み解決のために自分でできること    

カイロプラクティックの先生が書かれた本のようで、実用的ではありましたが、現在方が痛いというのでなければちょっとお高い感じかな

 

両親が肩が痛いというけれど、ネットとか見ない人なんだよなーというのであれば、プレゼントに良いかも

内容量としては文字と絵が大き目で解りやすい反面、肩こり関係をよく読んでいる人なら「うーん知ってる」という事が多いのですが、冒頭部の10Pほど肩が30度ほどしか上がらない人向けのストレッチ→肩が60度ぐらいしか上がらない人向けストレッチとまとめてくれているのがいい感じです

 

普段普通に手が上がる人だと、しばらくすると忘れてしまいそうですが(私も肩こりはひどいけど、手は普通に上がるので肩が30度も上げられなくなるの!?四十肩こわ…となっております 最近ではドラマで人気が出たきのう、なに食べた?のシロさんが原作漫画で五十肩になってた描写を見た記憶)

簡単なストレッチもありますが、すでに肩に危機感を持っている人には、手軽に開けて家にあると便利かなと思う一冊でした

 

てっきりこの表紙の煽り文句みたいな「え?いつまで学生時代お同じ勉強法やってんの?脳の仕組み変わったんですけど」がタイトル化と思っていたら左上の小さな文字がタイトルでした

 

うーんいいことは言ってるんだけどこれ文字の大きさと内容まとめたら、半分のページで収まるよね

っていうか要約すればもっと少ないページでもまとまるのではという感じ

確かにためになる内容だけど30Pもあれば必要な情報が収まるのをとにかく引き延ばしたという印象

 

そして学生時代の後=社会人としての人たち向けと思ったら主なターゲットは40から50代?

他の世代も読んで悪いことはないけれど、まだまだ自分たちに必要な情報ではないなーとかなってしまいそう

 

簡単にまとめると(営業妨害にならないレベルで)丸暗記ができるのは学生時代の若さゆえの能力前提なので、年をとっても記憶力は鍛えられるから無理やり暗記ではなく理解することを先においてから楽しんで連鎖的に覚えましょう…と言った感じ

 

一部いい事もかいてあるのですが、文字と行間スカスカなのでどうもコスパ的に読んでよかったと思いにくい

10人で回し読みするので、費用分担してその後は共有として読める箇所(部署の棚とか)に設置というのだったらそれで1冊買うのはありかな

 

 



一時期眠れない時に、YOUTUBEで綿本さんのヨガニードラ動画を見る(聞く)ことで気づいたら寝れたということがあり、一方的にお世話になっている感が強いお方なのですが、こちらは2006年の本という事でみつけられず、図書館でお借りました

声がお若い!今のヨガニードラのゆったり沈みゆけるようなおちついた声でなく、普通のヨガ講師のお話を聞いている印象
瞑想について色々というよりは、チャクラとか落ち着くことでこんな効果があるといった、メリットのお話中心と言った感じです
まあ読んでて、ヨガや瞑想と関係なく落ち着いた雰囲気になれればいいって事では?となりましたが、自分でその落ち着いた空気を作れないという人には瞑想がいいのかもという結論に

私はやっぱり聞きながら眠れる、ヨガニドラが一番かな(笑)

ちなみに不眠で困っている友人に綿本さんのヨガニドラを進めてみたら、眠れはしなかったけれどうつらうつらできたし、何より精神的なプレッシャーが取れてめっちゃ良かったと感謝されました。

なので、綿本さんの勝手な応援団として他の方にもお勧めしたいです。

 

 

 


めっちゃ中二病心をそそるタイトルででも新潮文庫だしと手にしたら表紙がラノベ風
いやそれはそれでいいんですが、ラノベ風のは別レーベルで足してほしいなあとか勝手な願望

タイトルを見て「あれ?知ってるつもりの日本猟奇事件でよく出てくる名前だけど微妙に違う…」となって、それらのオマージュという事なのかという覚悟で読み始め結論としては面白い題材なのにトリッキーを狙いすぎて最終的にちょっと天どん気味(天どんは本来ギャグの繰り返しをさすというのは踏まえたうえで)

はらわたというショッキングなタイトルを実は原田ワタル
自分の相性はらわたでーすみたいなところから始まり途中で実際に名探偵のはらわたという単語を使う個所もあり…だけど無理やりねじ込んだ感とか、ラスト近くでこいつを裏切るだろうと見せかけて実際の犯人はこっちかなと裏をかきすぎる設定なので、その通りになってしまったりと…ひねくれた推理小説の読み方をする人にはちょっとくどく感じてしまいそう
表紙絵もなぜこの人?となったんだけど、本文読んでて外見的な描写が少ないからかなあと想像

なのに暴力の描写はやけにねちこいというか猟奇的というか…と思っていたら、あとがきの解説でこの作品はまだライトな方で元々超猟奇的な作家さんと知って納得

おすすめはこの本の姉妹作品の 名探偵のいけにえ とあったので、そちら読んてみます

主人公の見た目や彼女のルックス、探偵役も元はダンディ風らしいけどその後だらしないという感じなイメージがつかめても身長や髪型、年齢相応の見た目なのかそうでないのかなど、脳内でイメージするのにちょっとわかりにくかったです

暴力的な描写部分をもう少し外見の説明に欲しかったな

 

 


図書館戦争を映画で見たことはあり、有名な作家さんなのですが、本を読むのは初めてです。
高知県をモデルにした役所で、観光を活性化しようとさまざまなPRを考える公務員。
だが公務員という立場上、規制があり、ボランティアで色々宣伝をしてくれようという有名人にズレをひたすら指摘される…。
というかなり序盤の地点で、読み込ませてくれる力があります。
あまりに他力本願で、人任せな公務員にイラっとさせられますが、そのイラつかせ方の描写もうまい。
…公務員経験ないけど、ここまでひどくないよね?と思わずフォローをしたくなるほどw

中盤で入ってくる、恋愛要素はないほうが私は楽しめたけど女性読者的には楽しめるポイント…なのかな
それにしてもこの作家さん、女性心理の描写がすごいなあ
……とずっと感心していたのですが!女性だったのですね!!
あとがき読むまで、まったく存じませんでした、そして読んですごい納得しました(笑)

色々話題になって、地方の観光課などにも参考にされた一冊だそうですが、それも解る気がします
小説としても地方活性化を考える人用手引きとしても、面白い一冊でした

 

 

講談社文庫 

何作品かこの作者さんの作品を読んでおりますが、なんというか一番有無を言わさぬ迫力といったものがあったのはこちらでした。
別に人を殺したとか怨念渦巻く…とまではいきませんが、それなりにドロドロしている芸の世界。
(シャレじゃないけどゲイの世界といった雰囲気の、男同士の嫉妬とかも出てくるので少々重い)


主人公は梨園御曹司ではないのですが、トントン拍子に出世していっています。
ただ、これはあくまで主人公視点で物語が進められているので、周囲の妬みやヤッカミが常にまとわり付いており、最後は有名稼ぎ手となっているのに、物語の雰囲気としては出発点の、どこか卑屈ですらあるやさしさが貫き通されています。

人懐っこく、周囲をむやみと信じる主人公は、ただのお人よしではなく、みなしごで他人の善意を当てに生きてきたので、周囲は善人ばかりと思わなければやりきれなかったという解釈が、切なく納得させてくれるものでした。
多くの登場人物は、そんな彼への色々な思いを抱えてきていますが、主人公の命の恩人が、清涼剤的に心を癒してくれました。
狂乱というタイトルで、もっと激しいバッドエンドを想像しておりましたが、まあそうではなく。

時代小説を多く読んでいても、歌舞伎に関してはまったく解らないのですが、そうした道に疎くても人情小説として充分な読み応えある一作です。

 

 

 

 

上の広告ラノベセットという名目になってるのが気になります…何故ラノベ

まあ文字大きいし行間広いしライト(軽い)小説という意味でならライトノベルと言えるかもですが

 

今日の生地タイトルが何故二十巻(最終巻?)となっているかというと、本の後表紙の煽りがそのまま「大人気シリーズついに完結か!?」になってるので、またしばらくしたら出版社が続き出しそうだな―と察してみました

 

このシリーズわちゃわちゃ大人数で色々日々のごたごた解決人情もの、キャラクターは書き分けで来てて多いけれど読みやすい反面……情報量が少なすぎる

普通読んでいると段々キャラクターが「この男は見た目がいいけどクズ系」とか「ちゃきちゃきの女将風だけど内心は少女」みたいなイメージを想像できるようになるのですが、内面の描写はあるのに対し外見の描写がほぼほぼない

なので15巻ぐらいでもう誰が何やってるか解らなくなってきたとちょっと疲れてきて、今回は最終巻(?)とあるからと手にした一冊でした

 

うん、最後まで外見がほとんど想像できないまま終わる…唯一ゲストキャラはかなげ美人美雪さん

医療の大事さについての語るお話キャラクターの回なので、まあこの人が色々あるんだろうなあと思ってたらそのまま想像通りで主人公の一人である万造の恋人である女医者が一人旅立つ…みたいな終わり方

そして急遽みなしごだと思われたた彼にも親が…という重大要素があり、なんか頑張って詰め込みました?感は少しあります

 

このほか外伝もあるみたいですので、探してみようと思いつつ、思っていたよりはちゃんとした畳まれ方はされていました

(よくあるこのごちゃごちゃした日常はまだまだ続くよ的な終わりではなかった)

 

 

 

 

 

 


いつもは発刊ってそこそこ年数開くのに、こちらの本は前の刊行からそれほど時間が空いてないように思ったら、色々な個所で書かれている短編の寄せ集め集でした
とはいっても、オレンジ文庫のみのシリーズの方なので、コバルトシリーズの短編集みたいなのはないのかなとちょっと気になりつつ……

あと人気シリーズなのにイラストレーターさん変わりやすいのが気になります まあ初期のコバルトイメージはキラキラすぎるので、オレンジ文庫に移籍して血みどろ度アップの時のチェンジは解らなくもないのですが

あれ??全部読んでるはずだけどこれだっけ??レベルの登場人物をメインにしているものもあり、本編で印象に残っているキャラは逆に少ない印象
(勿論主人公キャラは別格ですが)あ、良かった読み進めていくうちに解った、分るキャラが少ないんじゃなくて物語の時と呼び方とかが違うから私が理解していなかったんですね

年代が違うから幼名、まだ王位継いでないから皇太子、一歩間違えるとその時点では皇太子はいるので単なる王子…みたいな

 

これだけ読んでもお話はほぼほぼ分からない…というか、本編読んでても「あれ?これはいつの頃のお話で、どれがどの血縁だっけ」となるので短編集だからこれから読んでみようというのはお薦めしません

シリーズが好きで熟読されてて、かつキャラクター名もすぐ出てくる方なら楽しめそうかな