今更ながら、遡ることおよそ半年前の冬真っ只中のこと。
宿に向かう途中で、
自損事故してしまいました。(写真の場所ではありません)
なお、事故の詳細は、控えさせていただきます
幸いにも夫は軽症。
私は、不幸中の幸いというやつ。(と、後で知った)
なぜ今になってカミングアウト?
あれから何をやるにもこのことが関係していて、これ以上、このこと抜きでは書ききれない!って思ったのです。
時系列で書き始めたら、あれもこれもで逆に書けなくなってしまったので、つらつらと思うままに書くことにしました。
自分の備忘録としても。
長くなりますが、よかったら読んでください。
人生初の救急車、
人生初の出産以外の入院、
初骨折、初全身麻酔に、初手術…
などなど、人生初のオンパレードでした。
運び込まれた病院は、その地域時間があるのか、とてものんびりな雰囲気。
看護師さん、看護助手さん、リハビリの先生、皆優しくて。
その中、担当医だけが。。。
私にはそっけなく、しかし夫とはとても仲良し。
今考えると、先生の顔を見るたびに質問攻めにしていたからかもしれない
看護師さん、看護助手さんのことはおいおい。
感謝しても仕切れない
リハビリの先生は、午前は男性、午後は女性。
男性の先生は地域愛が半端無く、見どころや謂れなどいろいろ教えてくれました。
二人とも褒め上手で、リハビリは全然辛くなく、逆に楽しかったです。
一番最初に親しくお話ししたのは、掃除のおばちゃん。
話しかけてくれて、すっごく嬉しかった
同じフロアの患者さんは、ほぼ人生の大先輩。
看護師さん曰く、アラカンの私が五本の指に入る若さとのこと。
みんなから、若いから治りが早いとよく言われました。
喜んでいいのか…
看護師さんに当たり散らすおじいちゃん、
「せんせ〜、オシッコでた〜」と繰り返すおばあちゃん。
→先生がお相手してくれないとわかると、
「か〜んご〜ふさ〜ん」に変わりました
看護師さんは
「そんなに怒らんといて〜」とか
「わかったで〜」とか、
「待っててなぁ」とか、
時には、用があるのかないのか、ナースコールを鳴らしすぎるおじいちゃんに「何回も鳴らさんの〜!」とか。
まぁ〜のんびりした口調で。
大きな独り言も。
「頑張るしかないやろ」…そうだ!(私の心の声)
「年いくと、ええことひとつもないなぁ」…それもあるかも(私の心の声)
動けない私はベッドの上からの情報が全てで、部屋の外から聞こえてくる様子に癒されてました。
動けるようになって、窓からの景色の良い談話スペースに行くと、お国訛りで話しかけてくるおじいちゃんがいて
県外の私は珍しい存在だったんでしょうね。
しかも若いし
退院間近の頃は、頼んでもないのに私のリハビリに付き合ってくれました。
入院数日後に、看護学校の実習生が付いてもいいかとの依頼を受けて。
平日の日中は、可愛い二人と学校の先生にお世話してもらいました。
練習台とも言うけど。
身体を拭いてもらったり、髪を洗ってもらったり、足浴してもらったり、話し相手になってくれたり。
手術にも立ち会ってくれて(見学とも言う)。
すごく感謝しています
担当医に「食べるのも治療のうち」と言われて、すごく頑張って食べたけど、一度も完食できず
起き上がれなくて寝た姿勢で食べてた頃は、食べやすいようにと朝はパン、夜はおにぎりにしてくれたり、心配りいただき感謝です
病院のお食事って、出たものを食べるものと思ってたけど、みんな結構リクエストしていて
朝のパンの枚数を変えて欲しいとか、
マーガリンは胸焼けするから付けないで欲しいとか、
朝もパンじゃなくてご飯にして欲しいとか、
ご飯の量を少なめにして欲しいとか。
ある日の昼食
食べきれないほどの山盛りパスタになぜかロールパン
炭水化物多くね?
この日の午後に、フロア全体がニンニク臭いと嘆いてるおばあちゃんの声が聞こえて来ました。
ひな祭りのお昼


地域的に映る放送局が少ないこともあり、テレビカードは利用せず。
スマホを駆使して、初めてのTVer、Spotify、radiko、NHKラジオ、ゲームを無料枠内で
Wi-Fi環境がないので、時間を決めて。
TVerでは、見逃し配信で。
「100万回言えばよかった」でキュンキュンして
「マツコの知らない世界」「イッテQ」では思わず笑って傷に響いたけど、気持ち落ち着いて。
笑うことって大切なんだと思いましたね。
Spotifyは、消灯後眠れない時によく聴きました。
いろんな曲を聴いて、行き着いたのはヒゲダン。
radikoやNHKラジオでは朝昼夕のニュースと、聞き逃し(って言うのかな?)ラジオ番組を。
ゲームはテトリスにイライラしてやめて。
いろんなの試したけど、最後はcake sortというゲーム。
今でも続いてます
読書も。
旅には必ず数冊持参しています。(入院は旅の途中)
全て図書館で借りた本で、ベッドの上から返却日に間に合わない旨、図書館に電話連絡し、事情を話すと驚かれ、そして快く了承してくれました。
私の後に予約していた方たち、申し訳なかったです
病院内には誰でも読める本があると、実習生さんたちが教えてくれて。
彼女たちにその本棚を写メってもらって、数冊、病室に持って来てもらいました。
そのうちの一冊
「かわいい」を聞き直したら「乾いてる」。。。
私も作りました。
・ナースコールより大きい声
・「痛いはいらん」老婆の寝言
・ノンアル持ち込むおじいちゃん
川柳になってない
不測の事態②に続く