図書館ではヨシタケシンスケさんの本は人気でなかなか借りられません。
なので、その時借りられる本を借りることになります。
今回借りられたこちらの本は、偶然にも先日読んだ「思わず考えちゃう」の第二弾でした。
欲についてのヨシタケシンスケさんの見解が、あの小さなスケッチと共に描かれていますが、それは序盤だけです

(なのにこのタイトル!)
あとがきでご本人も言ってます。
『解説なしでスケッチだけで載せたい』という、ヨシタケシンスケさんの欲に応えたページも挟まれています。
楽しい

「はじめに」に書かれていた「納得欲」に意表を突かれ、私は人一倍それが強いことに気がつきました。
本当に、考え方感じ方が自分とは違う。
そんな気付きが多く、前作に続きびっくり
の連続!

色んな意味で一番ドスンと来たのは
『ボクはこの世に100年くらいしかいないんだ。期間限定なんだヨ!…(略) 期間限定に弱い人は多いですが、それは自分自身も期間限定だからなのかな?…(略)』
死についてこんなふうに考えられるなんて。
ほかに後ろの方には、
『知りたくないことは知らないままでいいのだろうか…(略)…僕が死に対して、実はそんなに大きな苦労をしてなかったからこそ、距離をおくことができて、…(略)』
確かに私はいろいろ経験しているので、距離を置くことが難しいのかもしれない。
だからヨシタケシンスケさんのように考えられないのかも。
もちろんこんな堅苦しいことだけの本ではありません。
例えばヨシタケシンスケさんの下のお子さんが
『ねぇ、なんで、お母さんのおっぱいは2つあるのに服を着るとひとつになるの?』とか、
『北欧の人たちはどんな暮らしに憧れているのかしら』とか、
欲ではない話もたくさんあります。。。こっちの方が多い

他にも、感謝係が欲しかったり、心にはめる軍手のようなものが欲しかったり。
すっかり忘れるふりとしっかり覚えてるふりがうまくなりたいと思ったり。
肯定欲(正しいかどうかではなく、気が済むかどうか)について考えたり。
ヨシタケシンスケさんは、その問題に一番興味の無い人々の視点を保ち続けることが必要だと思っているそうです。
うまく言葉にできないけど、発想のスタートが前の前を行っていると思いました。
『興味のない人々』繋がりで。
ヨシタケシンスケさんの本が好きな40代の同僚と、
に書いた『期間限定が好きな理由』について「ヨシタケシンスケさんすごいよね〜」って盛り上がっていたんですね。

そしたら、
ヨシタケシンスケさんの名前も知らない、社歴では先輩の30代の同僚が「ただ単に次に買いたい時に無くなるから」と。
確かに。
確かにそうだけど、肯定欲が湧いて「そうねって」言って欲しかったなと思いました。
やっぱり、私は納得欲と肯定欲が強いな
