久しぶりだった6月の旅は、旅行記にも手間取ってしまって

なので、合間にちょいちょい脱線いたします。
そんな訳で、ここで益田ミリさんの本を2冊ご紹介したいと思います。


















シリーズ4冊目。
素朴な優しい弟(順平)と、行動派で恋愛体質な姉ちゃん(ちはる)との会話が、益田さんの、あのゆるい絵で描かれてます。
前3冊全て読んでるのに、姉ちゃんの名前が、ちはるだということに、驚いている、そんな読み方をしています。(全ての本において
)

姉の独り言のようなお喋りに、嫌がりながらも付き合う弟。
順平は、彼女もいないし、仕事でもうだつが上がらない様子。
反して、ちはるは、弟にそこまで言うか!と赤裸々。
そんなふたりの会話の中で、目からウロコだったのは、
弟に、てっぱんのくどき文句を聞かれた姉ちゃんの答え。
「あげる、空気」って手をつなぐのはたまにやる
真似してみたい

明日地球が滅びるとしたら、最後に何食べたい?の話で、盛り上がるふたり。
最後にちはるが、胸キュンで返してくれた元カレの話をする。
「なんでもいいけど ちはると一緒に食べたい」
最後に食べるなら、あれ!はあるけど、こんなこと考えたことなかったな。
たしかに、大切な人と一緒だからこそ、さらに美味しいんだなって、改めて思いました

ここでは、恋愛チックなことを紹介しましたが、それだけではありません。
順平の、サラリーマンとしての悩みなんかも、姉ちゃんはいい答えを返してくれてますよ






















人生にほぼ必要のない確認のためにと書かれた前書きから始まる、益田ミリさんが思うさほど必要でない「確認」が書かれてるエッセイです。
いつものゆるい絵の漫画も時々、挟まれてます。
スーパーでの他人のかごの中、脇道の野良猫、窓から見える人ん家の中、改札前のカップル。。。
たしかに!
私は将棋の世界はあまり知らないのだけど、拝見させて頂いてるブログの中に、対局中のお食事やおやつを紹介されてる方がいます。
食べることが大好きなので、それを見るのは楽しみ

将棋のできない益田ミリさんも、新聞に載ってる食事メニューを見るのが大好きと、書かれてました。
今まで生きてきた、これまでの経験に関わることだけじゃなくて、この年になるまで全く知らなかった、新しいことにも共感できるのって、なんだか嬉しい。
読み終えた時、いつもほっこり温かい気持ちになれる、益田ミリさん、大好きです
