(2012年8月29日読了)【内容情報】
(「BOOK」データベースより)
猫と戦争と、そして世界の秘密のおはなし。
猫と戦争と、そして世界の秘密のおはなし。
(楽天ブックスより)
この国は戦争に負けたのだそうだ。
占領軍の先発隊がやってきて、町の人間はそわそわ、おどおどしている。
はるか昔にも鉄国に負けたらしいけれど、戦争に負けるのがどういうことなのか、
町の人間は経験がないからわからない。
人間より寿命が短いのだから、猫の僕だって当然わからない・・・。
これは猫と戦争と、そして何より、世界の理のおはなし。
どこか不思議になつかしいような/誰も一度も読んだことのない、破格の小説をお届けします。
ジャンル分け不要不可、渾身の傑作。
伊坂幸太郎が放つ、10作目の書き下ろし長編。
やっぱり面白い本は分厚くても読めちゃうもんですね~
いろいろと忙しく電車の中でも居眠りばかりの毎日でしたが、この本は眠くなる間もなく読み続けてしまいました。
話せる猫とか、おとぎ話のような国だとか、ファンタジックで心暖かくなるけど、生ぬるくない。
初期の伊坂さんの匂いがしました。 話せる案山子とか、悪いやつはとことん悪いとか。
ラストはガリバーよろしくで、オチとしてはイマイチかな… 読み進めて行くうちにわかってきちゃうしね。
でもでも、こういうタイプの本、もっと書いてほしいな~
