『好かれようとしない』 朝倉かすみ 著

（2012年4月27日読了）

【内容情報】（「BOOK」データベースより）
わたし、好きだ、このひと。

鍵屋の若旦那に恋をした風吹の心に、やすやすとは開けられない

錠前が取りつけられてしまった-！？

注目新人の、書下ろし長編ラブストーリー。

第一章から第十章の構成。

20代中ごろの主人公の女性は、他人にイイところを見せたい、プライドが高いというか、人に自分の弱い部分を

見られたくない、かといって自分が好きではなく、嫌いな気持ちの方が強い女の子です。

うまくいかなくてすぐにリンゴちゃんになってしまいます。

なんだか、娘時代のわが身を見ているみたいだな～ ( *´艸`)

イイところを見せたくて、考えすぎてぶっきらぼうな言葉遣いになってしまう女の子が、一目ぼれをして、

その相手に今までとは違う自分になって、あたって行くところがなんとも可愛らしい。

ハッピーエンドを心から願った本でした。