
小田急線・世田谷代田駅から徒歩五分、築ウン十年。
空き室あります!
安譜請ですが、人肌のぬくもりと、心地よいつながりがあるアパートです。
うまい、深い、面白い。三拍子揃った会心作。
(「BOOK」データベースより)
昨年の秋から何度も新聞の記事で見かけて、すっと読みたかった本です。
ようやく図書館の順番待ちも落ち着いたので、借りることができました。
ようやく図書館の順番待ちも落ち着いたので、借りることができました。
主人公を変えて、前7編が収録されています。
この物語に収録するために、木暮荘にかかわる部分もたせているだけで、別のエピソードに置き換えても
差しさわりがないのでは?と思えるお話もありました。
シンプリーヘブン ・ 心身 ・ 柱の実り ・ 黒い飲み物 ・ 穴 ・ ピース ・ 嘘の味全てが木暮荘の住民のお話なのかと思ったら、そうでもない。
この物語に収録するために、木暮荘にかかわる部分もたせているだけで、別のエピソードに置き換えても
差しさわりがないのでは?と思えるお話もありました。
一番目の物語の主人公、繭の勤める花屋さんには必ず火曜日に来る美しい髪の女性がいます。
少し現実離れしている設定で、登場部分は多くないけどアクセントになっていて、気になる存在でした。
この女性のことを、繭は密かに 「美容師さん」 と、あだ名をつけています。
私も自分が個人経営の飲食店で働いていた時に、常連さんに勝手にあだ名をつけて、同僚の女の子と密かに
呼んでいたことを思い出しました。
少し現実離れしている設定で、登場部分は多くないけどアクセントになっていて、気になる存在でした。
この女性のことを、繭は密かに 「美容師さん」 と、あだ名をつけています。
私も自分が個人経営の飲食店で働いていた時に、常連さんに勝手にあだ名をつけて、同僚の女の子と密かに
呼んでいたことを思い出しました。
最後の話は、この “美容師さん” が主人公の話だといいな~と期待していました。
でも、繭の元彼の並木の話から始まったので、「な~んだ」 ってガッカリしましたが、徐々に美容師さんが
絡んできて、元彼と美容師さんの話になった時は嬉しかったです。
でも、繭の元彼の並木の話から始まったので、「な~んだ」 ってガッカリしましたが、徐々に美容師さんが
絡んできて、元彼と美容師さんの話になった時は嬉しかったです。
木暮荘の大家さん、花屋の夫婦の話など、年を重ねた読者が頷けるも話もあり、サラリーマンや若い女の子の
話もありで、幅広い年代が楽しめると思います。
話もありで、幅広い年代が楽しめると思います。
7つの話のうち、私が一番心に残ったのは、「ピース」 かな~ 甲乙つけがたいけど。
女子大生の話なんだけど、母娘の関係も考えさせられました。 三浦さんはそこまで狙っては無いよね?
女子大生の話なんだけど、母娘の関係も考えさせられました。 三浦さんはそこまで狙っては無いよね?
どの物語も、心が暖かくなる作品でした。
ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ .♡.ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ .♡.ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ .♡.ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ .♡.ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ
そして次に読んだのは、折原一さんの 「黒い森」 です。
