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気の病に見舞われた。仕事ができなくなり、男は、離婚を含めて身の周りを整理した。発砲事件に端を発し、違法な物の受け渡しを巡って描かれる人間の再生。誰にも書けなかった、ストーリーテリングな私小説。
(「BOOK」データベースより)

 

この前読んだ 「身の上話」 がとても面白かったので、他の作品も読んでみたいと思っていた矢先に、
図書館の新着コーナーでこちらの本を見かけたので、早速借りてみました。

 

まず、本を開いて、びっくり (゜_゜) … 苦笑 … 

 

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この字の大きさ! 余白の多さ!! 齋藤智裕さんの 「KAGEROU」 の上を行く!!!
(紙の厚さは負けるけど)
表紙の文字も、デカイですよね 。。。( ̄▼ ̄|||)
海堂さんの薄っぺらい上下巻のように、この形にした意図がわからない。
老眼の読者へ向けての本なのかしら? まあ、“形” については、この辺で (^_^;)

 

内容としては、最初と最後で、違う小説を読んでいるような感じを受けました。
小説家の私小説?から始まって、なんだか物騒な世界や話が入ってきたところで、ちょっと推理小説みたいに
なって、そのうち人生の教訓みたいなことも書かれていて。

 

登場人物は皆、ひと癖ふたくせあるものばかり。
主人公は誰かな? 小説家なのかな? 離婚した元妻の再婚相手の元妻を探している西聡一かな?

 

面白くないわけではないし、このひねくれた感じ ~ 鼻でふっと笑うような ~ は好きだけど。
「だから何?」 って思う読者もいるだろうな~

 

もうちょっと他の作品も読んでみよう~ ( ̄- ̄)ノ“

 

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そして次に読んだのは、井上荒野さんの 「静子の日常」 です。