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ミステリー界に新たなヒーロー誕生!? 
それは、国立署の新米刑事にして世界的な企業グループの総帥の娘という
宝生麗子、ではなくてその家の執事影山なのだ! 
執事が安楽椅子探偵になった日本初のミステリー。
(楽天ブックスより)
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」
令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦。ユーモアたっぷりの本格ミステリ。
(「BOOK」データベースより)

 

「放課後はミステリーとともに」 の記事にも書きましたが、娘の図書館の予約の順番が、やっと回ってきました。
まだまだ後に控えている方が、た~くさんいるので、貸出期間の延長はできません。 
残り二日で、娘から受け取り、超特急で読みました。
前に読んだ 「放課後…」 より読みやすく、… 東川さんの作風に慣れたのかもしれませんけどね …
目標達成。 二日で読了 ( ̄ー ̄)ノ”

 

「… お嬢様はアホでいらっしゃいますか」
本屋大賞を受賞した頃に、この執事の毒舌ぶりを強調した宣伝ばかり見聞きしていたので、
それがメインなのかと思っていたけど、ちゃんとしたトリックのあるミステリ小説でしたね。
このトリックだけでも充分楽しめるかも。
逆に、私にとってこのコミカルな登場人物達は、「放課後…」に続き、ちょっとイタイ… (:-_-)

 

殺人現場では靴をお脱ぎください/殺しのワインはいかがでしょう/綺麗な薔薇には殺意がございます/花嫁は密室の中でございます/二股にはお気をつけください/死者からの伝言をどうぞ
6話収録の連作短編集。 全て、結局この執事が、さらっと謎解きしてしまいます。

 

だんだん、お嬢様が執事をアテにしていくようになって、二人の関係も微妙に変わっていきますが、
お嬢様と執事という立場はもちろん変わらずで。

 

一番最後に出てくる、執事の行きつけのお店のくだりは、タイトルの 「ディナー」 にかけている、
でいいのかな?

 

軽妙なミステリ好きさんには、面白い作品だと思いました。
私は、若い頃に赤川次郎さんで、軽妙なのを沢山読んだので、今は、重たい方が好きかも…

 

≪ 後日談 ≫
娘に寄ると、東川さんの、このお嬢様のイメージは、仲里依紗ちゃんなのだそうです。
娘に 「おかあさんは、北川景子 (呼び捨てごめん) あたりじゃないかな~って思う」 なんて、話していました。
そしたら、北川さんで映像化されるようで。 
「執事の役は、ジャニーズだよ~ 誰だと思う?」 「翔君じゃない?」  正解!!
ふたりして、「翔君じゃないよね~( 一一)」

 

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そして次に読んだのは、柴田よしきさんの 「いつか響く足音」 です。