
遠いいつか、あなたとも、会えるのね
失踪した夫の日記には、ただ一言「真鶴」と記されていた。
不在の夫を思いつつ、恋人と付き合う京。「存在とは何か」を問う傑作長篇。
失踪した夫の日記にただ一言記されていた「真鶴」の文字。
それにひかれるように、京(けい)は真鶴に足を運びます。
十年以上も行方不明の夫を思いながらも京は恋人と付き合い一人娘を
育てます。娘の成長に戸惑い、恋人との関係に悩む一方で「いない者」を
強く感じ続ける京の心の揺れ動きは「存在とは何か」ということを
考えさせられます。常に新しい世界を覗かせてくれる川上弘美さん
にとっても「ターニングポイントになるかもしれない」という期待の大作です。
(楽天ブックスより)
内容も知らないけど、いつも気になっていた本です。 「真鶴」 って (?_?)
川上さんを久しぶりに (と言っても、約1か月ぶりですが) 読みたいなと思って、いよいよ借りてみました。
川上さんを久しぶりに (と言っても、約1か月ぶりですが) 読みたいなと思って、いよいよ借りてみました。
本を手に取り、びっくり (@_@) 表紙にタイトルが書かれていない。
表紙を開けたら、オレンジがかった朱色で、「真鶴」 と、やや大きめの字で書かれていました。
次のページから、いきなり物語が始まっています。。。 目次もなく。
表紙を開けたら、オレンジがかった朱色で、「真鶴」 と、やや大きめの字で書かれていました。
次のページから、いきなり物語が始まっています。。。 目次もなく。
川上作品のいくつかある作風のうちの、湿度が濃いタイプの作品です。
「いとしい」 に、近い濃さですが、はるかに上回っている濃さです。
でも、相変わらず登場人物の様子は、低い位置を平らに流れるような感じで、淡々としていますが、
その中にも、かなり激しい血の流れを感じました。
「ついているもの」 の存在や、夫の失踪、娘の感情など…
多分、かなり好き嫌いが分かれる作品だと思います。
「いとしい」 に、近い濃さですが、はるかに上回っている濃さです。
でも、相変わらず登場人物の様子は、低い位置を平らに流れるような感じで、淡々としていますが、
その中にも、かなり激しい血の流れを感じました。
「ついているもの」 の存在や、夫の失踪、娘の感情など…
多分、かなり好き嫌いが分かれる作品だと思います。
川上さんの言葉の使い方には、いつも憧れますが、この本には、今は誰も、新聞やテレビなどでも
使わなくなってしまった、美しい日本語が沢山書かれてました。
できることなら、全て覚えていたい。 でも、読んだ端から忘れてしまう。。。
語り継ぐこともできない、次の世代に、これらの言葉達が残らないのは、残念です。
使わなくなってしまった、美しい日本語が沢山書かれてました。
できることなら、全て覚えていたい。 でも、読んだ端から忘れてしまう。。。
語り継ぐこともできない、次の世代に、これらの言葉達が残らないのは、残念です。
しか~し! 川上作品では珍しく、読書ペースが遅くなってしまいました。
電車内… 昼休み… 本を開けると瞼が重くなってきて… (-_-)zzz
電車内… 昼休み… 本を開けると瞼が重くなってきて… (-_-)zzz
今度は、「これでよろしくて?」 みたいな、軽妙な川上作品を読みたいなっ (o^-‘)b
ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ .♡.ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ .♡.ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ .♡.ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ .♡.ღ .:*・゚♡゚・*:.ღ
そして次に読んだのは、万城目学さんの 「偉大なる、しゅららぼん」 です。
