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思い切って田舎に引っ越した早川さんの元を、週末ごとに訪ねる二人の友達。
畑を耕すわけでも、ナチュラルライフでもないけれど、3人で森を歩けば毎日がキラキラ。
共感度120%のストーリー漫画。
(幻冬舎HPより)

 

益田さんって絵本やエッセイも書かれているようですが、ただただほっこりしたくて、今回は漫画のみの本を
選びました。
いつものように、寝る前とかに何度も何度も読み返して、細かなところまで気づいたことがたくさんありました。
その気づきがまた嬉しくて (〃^∇^)o_彡☆

 

翻訳家の早川さんと、二人の友人達、まゆみちゃんと、せっちゃん。
二人は、早川さんのことを 「早川」 と呼び捨てにしていますが、早川さんは 「せっちゃん」 「まゆみちゃん」 と
呼んでいます。
ふたりは、森の近くに引っ越した早川さんのところに出かけていきます。

 

『ある日の早川さ』 『ある週末』 『ある日のまゆみちゃん』 『ある日のせっちゃん』 そして 『森で』
この5つのタイトルで、いくつかのお話が書かれています。

 

森で二人に語りかける早川さんは、首をかしげて
ね、せっちゃん (ね、まゆみちゃん)
こう問いかけます。 早川さんのおさげの髪が傾いているところが、自然な感じで癒されます。
その早川さんの話を、せっちゃんとまゆみちゃんが日常のイライラの中で思い出すシーンは、
… つぶやくように … 「あっ」
… 森の木の絵 … 
森で早川さんが言った何気ない言葉を思い出し、今の自分の状況に重ね合わせて考えます。

 

上に書いた5つのタイトルの他に、一度だけ、『ある日』 というタイトルのお話があります。
せっちゃんとまゆみちゃんが、カフェに入っていくシーン… デジャブか?…
いいえ! ここは、こないだの 「どうしても嫌いな人」 のすーちゃんのカフェです。
このシーンも、すーちゃん側から書かれていました。
すーちゃん  : いらっしゃいませ 2名様ですか?
まゆみちゃん : はい
すーちゃん  : ご案内します どうぞ
まゆみちゃん : 「おひとりさま」 2名です (なんてね) 
何気ないシーンなんですけどね ( *´艸`)

 

せっちゃんとは、ふざけて、昭和初期の映画のセリフのように、「節子さん」 「早川さん」 と話したり、
社長ごっこや、アルプスのハイジごっこなんかをします。
早川さんが、二人の手土産に 「わかっていらっしゃる」 と答えるところなんかも、ありがちな感じでいいです~

 

最後の 『ある週末』
雪の森の散歩でのお昼にカップラーメンを食べた後の、デザート。
デザートにはうるさい早川さんなので、ふたりは期待しています o(^O^*=*^O^)o ワクワク
早川さん   : (じゃーん) ブルボンの 「アルフォート」 
         こういうところで食べるの、やっぱりなじみの味が一番いいのよ
せっちゃん  : なーんかわかる (アハハハ)
まゆみちゃん : わかる めちゃくちゃ今、食べたい (アハハハ) 
ここから、三人大爆笑で雪の中を転げまわる…… (〃^∇^)o_彡☆ァハハハッ!!

 

なんかね、こういう何でもないのって、とってもいいな~って思うんですよ。

 

私が読んできたこれまでの益田さんの本の中の一番です。 自分の手元に置きたくなりました ❤