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新聞の、紹介記事で見かけた作品です。
村松友視さんって、お名前もよくお見かけするし、
とても有名な方なのでしょうが、私にはこの作品が、「初」 です。

 

在日朝鮮人、出雲大社の大遷宮、大国主命、日本書紀、古事記、新興宗教、部分健忘症… 
難しい要素はたくさん入れ込んであるのだけど、「大雑把に言うとどんな話?」 と聞かれると、
すぐに答えられてしまうような、はっきり言って “ありがち” なお話でした。
きっと私が、作品の中に掲げている要素とは、かけ離れた生活をしているからなのかもしれませんね。

 

 

とてもシリアスなお話なのですが、“大根島” とか、突然 “てんぷらの音が蘇る” とか、ジャズが流れて
いるはずなのに、“安来節が店内にひびきわたる” とか、あまりにも突然拍子ぬけするような言葉が出て来て、
「これって笑いどころじゃないよね?」 って、ツッコミたくなってしまいました。
…言うまでもなく、笑うところでは、ありません。
ドラマ 「白い春」 で、阿部ちゃんが、と~ってもシリアスな演技をしているのを観て、
「コレってコメディじゃないよね」 って思っちゃった、私に原因があるのでしょうか?

 

 

それに、会話のシーンも、「………」 が多くて、ページ数を稼いでいるとしか考えられないです。

 

 

ラストも想像通り。 それでも、最後までgive up しないで、読みました~ (-Д-;)

 

 

新聞の本の紹介や、皆さんの記事を見て、気になる本があれば、タイトルと著者をメモしておきますが、
紹介文や、あらすじはその時読んだきりなので、いざ本を借りるときには忘れてしまっています。
でも、その時に興味を惹かれたことに、間違いないので、迷わずネット予約をしています。

 

 

ここで、何故こんなことを言っているのかと申しますと…
この 「時のものがたり」 何故、何に興味を惹かれたのか、読み終わった今でも、わからないのです。
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そして、この次に読む予定なのは、森見登美彦さんの、「美女と竹林」 です。