
このタイトルは、ネット予約の際にいつも気にはなっていたのですが、
なんだか 「どうだ~っ!」 って言う感じがして、
なんとなく先送りにしていた作品です。
閻魔様みたいな 「魔王」 が出ているとは思っていたわけじゃないけどね
( *´艸`)
目次の前に、またもやボブディランの歌詞かな? 「とにかく時代はかわりつつある」 という言葉と、
「時代は少しも変わらないと思う。一種の、あほらしい感じである」 という太宰治の言葉が記されていました。
作中には、宮沢賢治の作品もたくさん引用されています。
「時代は少しも変わらないと思う。一種の、あほらしい感じである」 という太宰治の言葉が記されていました。
作中には、宮沢賢治の作品もたくさん引用されています。
「魔王」 と 「呼吸」 との2章。
主な登場人物は、両親を早くに亡くした兄弟と、弟の彼女 (「呼吸」 では、妻)
「魔王」 は、兄が主人公です。 この兄は、少年の時から、何かというと 「考えろ」
これは、「冒険野郎マクガイバー」 が、困難にぶつかったときによく自分に言っていた言葉だそうです。
他人に、考えろと言うのでは無く、自分自身に対してです。
「呼吸」 では、弟の彼女が、妻となり、主人公となっています。
弟の潤也をメインに置かず、ものすごくメインに近いサブにしたのは、とてもよかったと思いました。
主な登場人物は、両親を早くに亡くした兄弟と、弟の彼女 (「呼吸」 では、妻)
「魔王」 は、兄が主人公です。 この兄は、少年の時から、何かというと 「考えろ」
これは、「冒険野郎マクガイバー」 が、困難にぶつかったときによく自分に言っていた言葉だそうです。
他人に、考えろと言うのでは無く、自分自身に対してです。
「呼吸」 では、弟の彼女が、妻となり、主人公となっています。
弟の潤也をメインに置かず、ものすごくメインに近いサブにしたのは、とてもよかったと思いました。
選挙、政権交代の時に、なんてjustな本を手にしたのでしょう (゜_゜)
指示している政党の話って、宗教とも結びついていいたりして、とてもデリケートな部分ですよね。
それを、こんなにもはっきりくっきり書いてしまう伊坂さんは凄い!!
指示している政党の話って、宗教とも結びついていいたりして、とてもデリケートな部分ですよね。
それを、こんなにもはっきりくっきり書いてしまう伊坂さんは凄い!!
時代を変えるであろう犬養の様子や、該当演説の群衆の様子に、「ゴールデンスランバー」 を思い出しました。
若い精悍としたとした実力者が時代を変えることに、なにか思い入れがあるのでしょうか?
若い精悍としたとした実力者が時代を変えることに、なにか思い入れがあるのでしょうか?
兄は、特別な力を持っていた。 ある日、マスターから言われます。
(君が特殊な力を持つなら) 「他の人間が、特別な能力を得ることもありうるだろう」
特殊な力… 伊坂さんの作品には、多くいますよね。 「陽気なギャング」 の、雪子さんもそうでしたね。
(君が特殊な力を持つなら) 「他の人間が、特別な能力を得ることもありうるだろう」
特殊な力… 伊坂さんの作品には、多くいますよね。 「陽気なギャング」 の、雪子さんもそうでしたね。
難しいところは置いといて… ウンウンと単純にうなずいてしまったところ~
「…それと同じで、くさいにおいがすると、普段より深く息を吸いたくなるよな。あれはなんでだろうな」
(すいかの種がきちんと並んでいるのを見て) 「綺麗にならんでるのも意外に気持悪いんだな」
「…どうでもいい、だとか、俺には関係ない、だとか思っている人間は後になって、後悔をし、逃げる」
「…それと同じで、くさいにおいがすると、普段より深く息を吸いたくなるよな。あれはなんでだろうな」
(すいかの種がきちんと並んでいるのを見て) 「綺麗にならんでるのも意外に気持悪いんだな」
「…どうでもいい、だとか、俺には関係ない、だとか思っている人間は後になって、後悔をし、逃げる」
そしてこれは、教訓にしたい言葉 (@_@) 目からウロコです。
「相手を言い負かして幸せになるのは、自分だけってことに気づいてないんだよ」
「相手を言い負かして幸せになるのは、自分だけってことに気づいてないんだよ」
ラストで、詩織が潤也にさりげなく問いただす場面では、何故か、私の中で静かな感情が動き出したように、
何かに圧倒されて、鳥肌が立ってしまいました。 なんでもない、普通のシーンなのですけどね、不思議~
何かに圧倒されて、鳥肌が立ってしまいました。 なんでもない、普通のシーンなのですけどね、不思議~
もうひとつ、justなことが… 「ごきげんよう、おひさしぶり」
潤也が小さい頃から、この虫の名称が嫌いで、もちろん虫自体も毛嫌いして、このような言い方をしていたと
あります。 最初と最後をつなげれば… わかりましたか?
兄弟二人で、この虫が嫌悪される理由を話している場面がありました。
兄は 「動きが早いから」 と言い、弟は 「名前がいけない」 と言う。 「せせらぎ」 だったら、
こんなに嫌われないと。
「せせらぎ」 は、ヤツにはもったいないので、これからは 「ごきげんようおひさしぶり」 と、
読んでいこうと思います。 でもでも、出現さえしないでくれたら、それが一番 (^_^;)
潤也が小さい頃から、この虫の名称が嫌いで、もちろん虫自体も毛嫌いして、このような言い方をしていたと
あります。 最初と最後をつなげれば… わかりましたか?
兄弟二人で、この虫が嫌悪される理由を話している場面がありました。
兄は 「動きが早いから」 と言い、弟は 「名前がいけない」 と言う。 「せせらぎ」 だったら、
こんなに嫌われないと。
「せせらぎ」 は、ヤツにはもったいないので、これからは 「ごきげんようおひさしぶり」 と、
読んでいこうと思います。 でもでも、出現さえしないでくれたら、それが一番 (^_^;)
そして、この次に読んでいるのは、初めての作家さん、長野まゆみさん 「お菓子手帖」 です。

