カラスが

「にゃぁ~。 ぁ~。」と鳴いていました。


えっ?にゃんこネコ??

と、想って立ち止まって上を見上げると

「かぁ~。ぁ~。」と鳴きました。 


そうだよね・・ 

聴き間違いよね・・ 

と、歩き始めると

今度は

「がぁ~。ぁ~。」と鳴きました。


えっ?? 

と、想ってまた上を見上げると

「かぁ~。ぁ~。」

「にゃぁ~。ぁ~。」

「がぁ~。ぁ~。」って・・・。


信じてもらえないかもしれないけれど、

確かに同じカラスが鳴いていました。


モノマネの練習中だったのか・・

それとも、

にゃんこネコや、ガチョウとお話がしたいのか・・

どっちでしょうか・・



カラスは

その身体の大きさに比べると

頭がとても大きいので、恐いです。 

バランスが悪すぎる程、大きいです。


とっても頭が良いのだろうけれど、

恐いです。 


「魔女の宅急便」で

カラスの絵を描く女の子がいたけれど、

彼女もキキに劣らず

魔女の血筋なのかもしれないです。 

だって

カラスは魔女の「使い魔」だから。 


カラスは恐いけれど

お友達になれたらスゴイです。

その情報網といったら、

その辺のスパイさんや探偵さんに

負けない程でしょう。 


それに、何処に居ても

決して怪しまれることもないでしょうし・・。


・・なんて事を考えながら歩いていたら

「探偵物語」の歌が

頭の中をグルグル離れなくなってしまいました。


  


  夢で叫んだように 口唇は動くけれど 

  言葉は風になる 

  好きよ・・ でもね、 多分・・ きっと。 

  

  ・・・離れて見つめないで




口ずさみながら歩きました。





でも、

カラスには見つめて欲しくないかもですねこへび


一人前の魔女への道は

まだまだ 遠いのでしょうか・・・。