改めて考えてみて気付いたのは、人生というものは、綺麗に連続しているわけではない、ということだ。人格だって、必ずしもきちんと筋が通っているとは限らない。人間は多面体の生き物だし、相手によって見せる顔が異なり、齟齬と矛盾がそこここにある。

(「春になる」417p)

spring

2024年4月 筑摩書房 発行

 

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