読書メーター読書メーターに記録している読んだ本を1か月分まとめました。

 

本12月の読書は… 

中断していたシリーズを読むのを再開。この時期ならではのクリスマス本も読めた。

2023年の絵本・児童書の読了数は289

再読した本は58

 

名探偵ホームズが生まれた日名探偵ホームズが生まれた日
【伝記絵本】2023年10月発行。コナン・ドイルの名は小学生のときホームズ作品をたくさん読んだので知っていたけれどファーストネームがアーサーとは知らなかった。日本では「名探偵コナン」で「コナン」の名は知れ渡っているが、その人生についてはほとんど知らなかった。波乱万丈。いい絵本だ。【252】読了日:12月01日 著者:リンダ・ベイリー
ちょっぴりおかしなどうぶつえん (児童書)ちょっぴりおかしなどうぶつえん
(再読54)2017年7月発行。子どもたちが持っている風船、いいなぁ。オオハシの風船が飛んでしまい、その行方を捜すのが楽しかった。読むたびに発見がありそう。【253】
読了日:12月01日 
ノラネコぐんだん ぺこぺこキャンプ (コドモエのえほん)ノラネコぐんだん ぺこぺこキャンプ
【最新刊】2023年11月発行。ノラネコぐんだんは「大好き」という自覚はないのだがつい追いかけてしまう。ワンワンちゃんのキャンプ。マーミーちゃんのピンチ。「ニャーニャー いまいきますよ」って頼もしいじゃない!ビーバーの網にひっかかり、事情を話し大磯季。ダムのみずうみにはナマズがいる!ドッバーン!たきびのまわりで踊り「たのしかった!では わたしたちは これで しつれいします」「ちょっとまって まだ やることが あります」黄金のワンパターン!うれしそうなナマズ。パンケーキ(裏表紙も)おいしそう!【254】読了日:12月01日 著者:工藤 ノリコ
夕ぐれの西洋やしき (ナツカのおばけ事件簿 6)夕ぐれの西洋やしき (ナツカのおばけ事件簿 6)
【明治時代に建てられた館の舞踏会・スキー場の山わらべ】2002年7月発行。このシリーズでおもしろいのは落語でいう枕があること。今回はパパの禁煙。1本吸った罰金で3,000円。公共料金やペット兼魔よけの黒猫エルぜベートのキャットフード代も帳簿に書かれている。東神グループの会長の依頼、一千万円も振り込まれ一割だけもらうことにする。スキー場で遊んでいるだけの妖怪もいる。残高2,679,789円。【255】
読了日:12月01日 著者:斉藤 洋
かめのヘンリー (日本傑作絵本シリーズ)かめのヘンリー
【ぬいぐるみのヘンリーが自力で!】2003年4月発行。湯本香樹実×堀川理万子。ぬいぐるみのかめのヘンリー、ちよみちゃんがあかちゃんの頃にやってくる。ずっと一緒だったのに病気の時「ほこりやばいきんは病気によくありませんよ」とお医者さんに言われ、おかあさんは「あとできれいにあらってあげる」と言いそれまで物置部屋へ。「二度と外には出られない」というひびの入った鏡。そこへちよみちゃんの弟のぬいぐるみのくまくんがやってきて…。こわれたはしらどけいの問いかけに、ヘンリーは決意。脱出して自らを洗う!【256】読了日:12月02日 
ブルーもしくはブルー (角川文庫)ブルーもしくはブルー
【ドッペルゲンガー】1996年5月発行。単行本は1992年9月。図書館の利用者さん返却本。文庫裏表紙のあらすじに惹かれて。ちょうど出かける用があったので電車内で一気読み。ドッペルゲンガーに出会い、入れ替わったら?解説の三橋暁氏によれば「山本文緒という作家を何かに例えるならば万華鏡」。
読了日:12月03日 著者:山本 文緒
ミルトンのクリスマスミルトンのクリスマス
2001年10月発行。ミルトンシリーズ、気になりつつ初読み。外は大雪の家の中でひとりミルトンは…。えものを決めて格闘(得られず)、ボールを見つけてじゃれる。いずれもクリスマスツリーのもの。木の元にはミルトンへのプレゼント。ねずみの描かれたラッピング。またまた格闘。テーブルの上のエビをみつけ大満足。見た夢は…。ヒトは出て機内。見返しのデザイン的なミルトンがいい。ハイデ・アルダランのプロフィールを見て世界的なグラフィックデザイナーと思い納得したら、そのワーナー・ジェッカーの元で働いた、とのこと。【257】
読了日:12月05日 著者:ハイデ アルダラン
深夜のゆうれい電車 (ナツカのおばけ事件簿 7)深夜のゆうれい電車 (ナツカのおばけ事件簿 7)
【ゆうれいの訴え・つくもがみ】2005年10月発行。ローカル線呉越鉄道の回送電車の運転ができない理由。波倉会長再登場。オールディーズランド同様、人を呼ぶ。兄弟からの依頼。「自分だけ正しいと思ったら、大まちがいよ!」高校生や中学生からはお金は取らず。残高4,363,731円。【258】
読了日:12月06日 著者:斉藤 洋
さぼてんぼうやさぼてんぼうや
【石津ちひろ×田中六大】2023年10月発行。さぼてんぼうやのさぶ、妹はなことふたりで公園へ。そこでは「おひさままつり」がひらかれていた。叫び声は「ぼってん」。とげがあるから注意して!ぶたのぶーたん、うさぎのみみちゃん、はりねずみ兄弟のハリオくん、フリオくんも登場。シリーズ化しそうな予感!【259】
読了日:12月07日 著者:石津 ちひろ
あいに いくよ、ボノム (講談社の翻訳絵本)あいに いくよ、ボノム
【山の上のちいさなおとこのこ】2005年1月発行。ロラン・ド・ブリュノフは「ぞうのババール」シリーズの作者の長男とのこと。「ボノム」とはフランス語で「ちいさなおとこのこ」の意味。赤い山のふもとに住むエミリが望遠鏡でみつけた、山の上のいっぽんの木のよこにいるなんだかおかしな子。エミリは山に長いことかかってのぼり、ボノムと呼んでいっしょに遊ぶ。ところがエミリの帰りが遅いのを心配したおとうさん、おかあさん、市長により警官が山に送られボノムはつかまり動物園へ。エミリが市長に懇願、それにはひとつ条件が。【260】
読了日:12月09日 著者:ロラン・ド・ブリュノフ
はっけよいのびんぼうがみ (むかしむかしばなし)はっけよいのびんぼうがみ
【松谷みよ子×長野ヒデ子】1994年1月発行。びんぼうなあにさへよめさまが来てよくはたらいた。「おらうちのまもりがみさん」とおそなえされ、元々いたびんぼうがみはこまって泣く。若い夫婦は「出ていくことはねえ」。ふくのかみがやって来る。どちらがうちにいるか相撲で決める。負けたふくのかみ、うちでのこづちを落としていった。びんぼうがみがふれば小判の山。びんぼうがみはみるみるふくのかみに。やせたびんぼうがみの姿がなんともそのもの、みたいな。【261】読了日:12月09日 
ねずみくんのクリスマスのおうちさがしねずみくんのクリスマスのおうちさがし
(再読55)クリスマス会にて読む。もう少し腹から声を出す練習をしなければ。「おかえり」は他のメンバーに言ってもらう。【262】読了日:12月09日
ダ・ヴィンチ 2023年6月号ダ・ヴィンチ 2023年6月号
宮沢賢治と歩く、岩手の物語 特集が素晴らしい。役所広司×門井慶喜 映画公開記念対談、宮沢賢治役 菅田将暉インタビュー。
読了日:12月10日 
友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」
2017年10月発行。第3章に二人の出会いの場になった対談を未公開場面を含めて掲載。「いちばん素晴らしいチームワークは個人が責任を果たすこと。強い時のチームは助けたり助けられたりしている奴は一人もいない。癌を告知された時「しゃああらへんわね」世の中には理不尽なことがたくさんある、というのが僕の持論、と平尾誠二氏。読めてよかった。
読了日:12月10日 著者:山中 伸弥,平尾 誠二・惠子
どうながのプレッツェル (世界傑作絵本シリーズ)どうながのプレッツェル
(再読56)9月に『どうながのプレッツェルとこいぬたち』を読んで再読したかったのがようやく叶った。どうなが自慢のプレッツェル、大好きなグレタには振り向いてもらえず。でもどうながのおかげでグレタを助けることができた。グレタは「でもあなたがどうながだから結婚するんじゃないのよ!」【263】読了日:12月11日 著者:マーグレット・レイ
クリスマスがちかづくと (福音館創作童話シリーズ)クリスマスがちかづくと
【クリスマスがだいきらいなわけ】2017年10月発行。斉藤倫×くりはらたかし。素晴らしい組み合わせ!すべてのページにカラー挿絵という贅沢なつくり。クリスマスの日、セロのおとうさんは留守でおかあさんはデパートのお仕事。ぶっちょうづらの子守のおばさんと過ごす。十歳になりセロはおかあさんに訊く。おとうさんは「どうして冬になると家にかえってこなくなるの?」ないしょの約束守れる?とおかあさん。「おとうさんは、サンタクロースなの」その支度ぶり、なんという説得力。セロの新しい友だち、そしておとうさんと活躍。【264】読了日:12月11日
誰にも相談できません (毎日文庫)誰にも相談できません
2023年1月発行。図書館の利用者さん返却本。単行本は読んでいるので文庫版あとがき、「サンデー毎日」でのインタビュー(「もう一人の自分が、自分を肯定しないといけません」)伊藤比呂美さんへの相談(解説にかえて)を読む。毎日新聞で続いている人生相談は毎回楽しみ。
読了日:12月12日 著者:高橋 源一郎
ミルトンミルトン
【ねこのミルトンの俺語り】2001年10月発行。ミルトン、好きだ。自己肯定感高し。「よるは しずかに かんがえごと。あしたの おれは どんな おれ?」この姿勢、見習いたいくらい。【265】

読了日:12月13日 著者:ハイデ アルダラン
ミルトンとカラスミルトンとカラス
2002年6月発行。屋根の上のカラスの巣。子どもたちを観察するミルトン。ママさん、パパさんはそりゃ狙われてると思うよね。ミルトンの観察は続き、カラスとにているところ、ちがうところの図解あり。ミルトン、どういうわけかカラスがだいすき。(ちっちゃい こどもの カラスなら)←条件付きがかわいい。【266】
読了日:12月13日 著者:ハイデ アルダラン
ミルトンびょういんへミルトンびょういんへ
2002年6月発行。ハイデ・アルダラン作 大澤晶訳。病院へ行くときの気持ちがよーくよーくわかった!【267】
読了日:12月13日 著者:ハイデ アルダラン
ぱんぷくりん (PHP文芸文庫)ぱんぷくりん
(再読57)神社に向かう電車の中で。ぴったりではないか!まだまだ読みたい。飽きない。
読了日:12月13日 著者:宮部 みゆき
税金で買った本(8) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(8)
【読書相談・学習室・芥川賞・直木賞】2023年8月発行。石平くんの友人関係、その心理分析、姉弟関係。読書相談にのりたい!そのためもあり絵本をたくさん読んでいるのである。読む側から忘れるので読書メーターをありがたく活用させていただいているのである。学習室のある施設はいいね。芥川賞・直木賞の蘊蓄あり。この漫画は永遠に続いてほしい。石平くん、成長しないで!
読了日:12月14日
パーマさんは パーマやさん クネクネさんのえほん (日本傑作絵本シリーズ)パーマさんは パーマやさん クネクネさんのえほん
【ツボがたくさん!】2023年11月発行。『ペロのおしごと』以来大好きな樋勝朋巳さんの新作。出張パーマやさんのパーマさん。ねこちゃんにちょっとびっくり、それは序の口で毛の短いクマさんの相談に「のせちゃうパーマ」これはうれしいね!お客さんがのなかにカラスの「ムラカミせんせい」なぜ?なぜに先生?これがわたしのツボ。そしてフランス語を習いに行ったらフランソアせんせいが行方不明。かえるちゃんは大いに心配。同じ生徒のクネクネさんもいっしょに探す。パーマさんの髪!「のせちゃう」じゃなかった!【268】読了日:12月15日 著者:樋勝 朋巳
夫妻集夫妻集
【堪能!夫婦の連作集】2023年8月発行。連作ってほんと好きな形態。神保町にある出版社「景談社」。人事部長の佐原(最初と最後の章に登場。人事部長というのは最初はわからない)、販売部の足立道哉、作家の小倉琴恵(景談社を受け佐原さんに落とされる、不倫経験あり)、文芸第二部の編集者奥井(旧姓)美奈(小倉琴恵の担当2年目)、江沢梓乃(ライツ事業部副部長)。白山の一戸建ては八千万円台。三軒茶屋のバー「乙」がいいかんじ。小野寺さん自作の夫婦三部作、百波、春行も出てくる!『みつば郵便局』シリーズも読み進めなきゃ。
読了日:12月15日 著者:小野寺 史宜
す ば る 2023年10月号す ば る 2023年10月号
江國香織「外の世界の話を聞かせてあげる」にぎやかでいつも大笑いしていた頃を振り返るあやめ。「私はいつのまに静けさに馴れたのだろう」。ヨガをしているありちゃん。陽日がいま読んでいる『フェアプレイ』ヨンナとマリという二人の女性をすっかり好きになる。功、両親と劇場に。母親は若い女性に話しかける。父親がいない。そのへんを偵察に行き、居酒屋のテーブルを確保してきた。
読了日:12月16日
安西水丸のどうぶつパシャパシャ安西水丸のどうぶつパシャパシャ
2017年12月発行。未公開作品の初絵本化とのこと。長女の安西カオリさんによる文。イヌさん!ほんとにイヌさん?うん、イヌさんだね。インコちゃんが美しい。【269】
読了日:12月16日 著者:安西水丸 え 安西カオリ ぶん
からかさにざえもん (えほんのもり)からかさにざえもん
【ものにたましいが宿る】2016年2月発行。最上一平×国松エリカ。せいばあさんとしげじいさんのいなかことばの会話、線のくっきりした絵のマッチング。とても好き。家の中や納屋がきれいに整頓されているなぁと思ったら「しげじいさんも、せいばあさんも、われわれをじぶんのからだのようにいとおしんでつかったもんで、そういうものには、いつしかたましいがやどるのでござんす。」とからかさが語る。素話にいいかなと思ったけれど、絵で語る部分が多く断念。残念。それにしてもいいおはなし。【270】
読了日:12月16日 
宮沢賢治「旭川。」より宮沢賢治「旭川。」より
【詩から物語へ】2015年2月発行。図書館の利用者さん返却本。この本をめがけて来館された方がいて、それが後ほど返却された。大正12年8月2日、宮沢賢治が訪れた旭川で辻馬車を走らせ、一篇の詩を残した。その直筆が見返しにあり。詩をもとに新たに創作を加え書かれた絵本。あべ弘士さんの果敢な試み。【271】読了日:12月16日 
ゆうれいパティシエ事件 (ナツカのおばけ事件簿)ゆうれいパティシエ事件 (ナツカのおばけ事件簿)
【ゆうれいが作ったケーキ・泳ぐ水着】2010年1月発行。東神グループの会長の孫娘の依頼。臨時パティシエとして働くようになったのはレストランでパティシエがすぐやめてしまうから。スイーツづくりをはじめると気が遠くなり、はっとわれにかえるとスイーツができている。ゆうれいとのスイーツ対決。スポーツクラブのプールで水着だけが泳ぐという怪。依頼人唐谷井伊蔵(からだにいいぞう)は「三十万円以内ならいくらでもおしはらいする」。その倍はかかるとナツカのパパ。怖い場面がちゃんとある。残高5,074,895円。【272】
読了日:12月16日 著者:斉藤 洋
こんやはどんなゆめをみる? (工藤ノリコのゆめのえほん 新装版)こんやはどんなゆめをみる? (工藤ノリコのゆめのえほん 新装版)
【「夢」を絵で表現】2021年10月発行。トムズボックス編集。2006年の新装改訂版。5人(?)のこぶたが寝る支度をしてベッドへ。「こんやはどんなゆめをみる?」「そうだなあ…こういうのはどう?」「いいねえ!」と5場面が続く。ぜんぜんきまらない、といううちに朝がやってきて「もう起きよう」扉を開けたら…!なんとまあおいしそう。よかった、ちゃんと眠れてるね。【273】
読了日:12月16日 著者:工藤ノリコ
運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班 (ハーパーBOOKS)運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班
【第四作】2023年10月発行。いろいろな事件・ミステリがちりばめられている。主役はロス・ホーガン。巻末の「ロンドン警視庁個人情報ファイル ウィリアム・ウォーウィック」、著者インタビューが興味深い。アーチャー氏にはずっとお元気で書き続けていただきたい。
読了日:12月17日 著者:ジェフリー アーチャー
くるみくるみ
【著者の体験をもとにつくられた絵本】2003年10月発行。ゆうたの家の庭にあるくるみの木。なんとかわらでひろってきたくるみの実から芽が出て気になったという。ゆうたとともに大きくなった。おばあちゃんが一緒に住むことになり、1階に部屋を増築する。そのためくるみの木を切らなければならない。ゆうたの悲しみ。おばあちゃんといっしょにかわらに行く場面がいい。「この木がばあちゃんで、その実がゆうちゃんみたいだね」【274】
読了日:12月17日 著者:阿部 肇
クリスマスを探偵とクリスマスを探偵と
(再読58)再読は久しぶりになってしまったけれど、12月に読めてうれしい。『クリスマスがちかづくと』同様、父と息子の話でもある。
読了日:12月18日 著者:伊坂幸太郎
ぶたぶたの本屋さん (光文社文庫)ぶたぶたの本屋さん
【19作目】2014年7月発行。東京の商店街にあるブックス・カフェやまざきの店主で「FMすずらん」というコミュニティFM局の水曜午後の帯番組に出演、本の紹介やいい声での朗読をしているぶたぶた。短編それぞれの視点は、昔出した『凍りついた夏』を紹介された作家の須賀美那子。リスナーで大学生のの喜市奏美、読書会に参加する。ラジオのパーソナリティ江田早苗の息子祥哉、小説家志望の中学一年生高取朗。人と関わることで訪れる変化が描かれる。朗読された本は『林檎の庭の秘密』(サラ・アディソン・アレン)『影踏み』(横山秀夫)読了日:12月18日 著者:矢崎 存美
シェイカー通りの人びとシェイカー通りの人びと
【シェイカー通りの歴史】1999年10月発行。カルデコット賞受賞作家のアリス&マーティン・プロベンセン夫妻作、江國香織訳。年取ったアビゲイルとプリシラのハーキマー姉妹が農地を安い値段で少しずつ売りに出す。シェイカー通りには家がずらりとたちならぶ。その人々の様子を描く。貯水所が建設されることになり役人がやってくる。シェイカー通りの残された部分は貯水所通りと名前が変わる。姉妹はもちろん人々の感情は書かれていない。ヴァン・スループじいさんの姿がいい。【275】
読了日:12月19日
ノラネコぐんだん おすしやさん (コドモエのえほん)ノラネコぐんだん おすしやさん
【水道管破裂】2015年11月発行。ワンワンちゃんのおすしやさん。ノラネコぐんだんがのぞいて、まわるおすしを外へ持って行っちゃう。けれども途中で食べられてしまい、今度は穴をほっておすしのジェットコースターにしようと。そして水道管を破裂させる。しかし「ぜんぜんきがつかなかった」というワンワンちゃん。臨時営業のワンワンずし、とれたてのおさかな!【276】
読了日:12月21日 著者:工藤ノリコ
100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集
2021年10月発行。福井県立図書館が収集した覚え間違いタイトル集。10年ほど前サイトを見つけて印刷し、同僚に見せてゲラゲラ笑ったことがある。満を持しての書籍化。タイトルはやはり発行元が講談社だから?作者の佐野洋子さんご自身がエッセイで友人が言い間違えたと書かれていた。巻末にレファレンスとは?司書の仕事とは?という文章が素晴らしい。図書館でも大人気でずっとリクエストでまわっていた本。
読了日:12月22日 著者:福井県立図書館
([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙
【会話が楽しい】2015年2月発行。『夫妻集』で春行と百波が出てきて、あっ『みつば郵便局』の続きを読まなくちゃ、と。(『みつばの郵便屋さん』だっつーの。いつも間違える)木下さんが異動して新人で大卒の早坂くん、谷さんがやってくる。意外な面やどんな境遇だったかも知るつもりがなくても知ってしまう秋宏。配達先の中学生、片岡泉(再登場。新しいカレシができた)、カーサみつばの大家さんの今井さん、その孫息子、小学校の栗田先生などが登場。誤配のあとが大切。春行と百波、秋宏のカノジョのたまきと会う。
読了日:12月22日 著者:小野寺 史宜
ノラネコぐんだん そらをとぶ (コドモエのえほん)ノラネコぐんだん そらをとぶ
【無人島で一年!】2016年11月発行。ワンワンちゃん、飛行場も持ってるの?相変わらず欲望に忠実なノラネコぐんだん、ひこうきを操縦して無人島へ。生き抜く力、抜群!さすが!毛が伸びた姿。帰りはパラシュートをつなげた気球で。お約束のドッカーン?最後、いつものように仕事をするも、毛を刈ってもらって「おわったら」とコッペパンとぶどうジュースが用意されてるよ!【278】
読了日:12月25日 著者:工藤 ノリコ
ざしき童子(ぼっこ)のはなし (宮沢賢治どうわえほん)ざしき童子(ぼっこ)のはなし (宮沢賢治どうわえほん)
1985年11月発行。伊勢英子絵。「ぼくらのほうの、ざしき童子のはなしです。」「わらし」ではなく「ぼっこ」。「こんなのがざしき童子です。」という実例4つ。景色、光の描写が素晴らしい。【279】読了日:12月25日 
きつねくんの もりの おともだち クリスマスの ちいさな おはな (クリスマスのちいさなおはなし)きつねくんの もりの おともだち クリスマスの ちいさな おはなし
【きつね=キリギリス?】2016年11月発行。夏のあいだじゅう、それから冬が近づいてもずっと遊び続けるきつねのハリーくん。もりのなかまたちはふゆじたく。アドバイスをっしてもまだまだ遊ぶ。冬が来てうさぎくんやふくろうくんやりすくんのいうことを「きいとけば よかったんだ…」。そのとき、きらきらひかる銀紙に包まれた箱が落ちてきて…。ページにきらきら光る銀色が埋め込まれている。「クリスマス」とあるけれど「冬」に分類しておく。【280】
読了日:12月25日 
どうぶつさん、なにが すき? (こどものとも0.1.2.2023年9月号)どうぶつさん、なにが すき? こどものとも0.1.2.2023年9月号
あずみ虫 さく。問いかけの繰り返しが楽しい。かもさんのこがもの表情が好き。【281】読了日:12月26日 著者:あずみ虫
くまとやまねこくまとやまねこ
【弔い・新たな出会い】2008年4月発行。11月に読んだ『橋の上で』と同じコンビによる絵本。こちらが先に発行。なかよしのことりが死んでしまい悲しむくま。その弔い。出会ったやまねこが「きみとことりのために、一曲えんそうさせてくれよ」とバイオリンをひく。ことりとのいろいろなことを思い出すくま。ピンクの差し色がとても効いている。「くまとやまねこ音楽団」結成。こころが豊かになる絵本。【282】
読了日:12月26日 
ペンギンサーカスだん (どうわがいっぱい)ペンギンサーカスだん
【ほんじつ、おめみえ。どなたさまも いらっしゃい。】このシリーズ、シュールなのよねぇと思いつつ読み進めて途中からふふふと笑いながら読んでしまった。海からカヌーに乗ってやってきたぺんぎんサーカスだん。ついてきたとら、とびいしがわりにされたかめ、とらにおどされるようについてきたパンダ(かめをかかえて)。見るのかとおもったらなんとうまいことさせられてる!おそるべし、ペンギンサーカスだん。【283】読了日:12月26日 著者:斉藤 洋
かくれているのは だあれ (こどものとも0.1.2.2023年10月号)かくれているのは だあれ こどものとも0.1.2.2023年10月号
【おやすみ前・ぬいぐるみ】小さな子(ちゃんと頭でっかち)がねんねのじかん「みんないっしょにねんねするよ」この子がかくれているぬいぐるみをみつけていく。カーテン、かごのうしろ、ふわふわクッション、子ども用のいす(同じものがうちにもある!)このぬいぐるみたちが適度に不細工で、でもちゃんとこころを込めて作られている感じがする。ちょっと昭和の雰囲気が漂う。ぬいぐるみたちもちゃんと寝ているよ。リアルな絵がいい。【284】
読了日:12月26日 著者:こみね ゆら
おまつり (コドモエのえほん)おまつり
【コドモエのえほん】2018年7月発行。もりの神社でのおまつり、くまたはおかあさんと出かける。とんぼもようのゆかた!屋台がずらり!たこやき、おめん、わたあめ、りんごあめ、きんぎょすくい。そしておみこし!くまたのおにいちゃんもかついている。最後はぼんおどり。しあわせな一夜。「らいねんは いっしょに かつごう!」とおにいちゃん。【285】読了日:12月27日 著者:あずみ虫
ホッキョクグマのプック (どうぶつ・ものがたり絵本)ホッキョクグマのプック
2023年1月発行。ホッキョクグマのあかちゃんプックの成長。はじめて外に出たときの驚き、喜び。怖いおもいもして知恵を絞る。オーロラを見て「そらがおどってる!」あとがきによるとあずみ虫さんはカナダのチャーチルでホッキョクグマの親子に出会い、1年の半分をアラスカで暮らしているとのこと。【286】読了日:12月27日 著者:あずみ虫
つるかめ つるかめつるかめ つるかめ
【中脇初枝×あずみ虫】2020年8月発行。いろいろなおまじない。「この本をよんでくれたあなたへ」と、なかわきはつえさんからのメッセージ。「おまじないが、あなたの心の助けになりますように」。おなじないの解説もある。【287】読了日:12月28日 著者:中脇 初枝
レミーさんのひきだしレミーさんのひきだし
【本の花束2024年1月掲載】2020年11月発行。斉藤倫・うきまる×くらはしれい。ひとりぐらしのレミーおばあさん。大切にしているちいさなたんすのいちばん下のひきだしにしまわれたちゃいろいこばこ。このこばこが語る、ひきだしの中にしまわれたものたちの声とその後。ものを大切に生かす、というおはなしと思ったら、最後に予想しなかったすてきな展開が!おとなも楽しめる絵本。【288】読了日:12月28日
ふわふわ (講談社の創作絵本)ふわふわ
【年老いたおおきな雌猫がいちばん好きな理由】新版2023年5月30日発行。1998年5月、1998年6月改稿、2001年12月文庫発行。村上春樹×安西水丸。総ルビ。「ふわふわのしおり」には2011年の安西水丸さんが書いた『ふわふわ』についても文章と、昭和61年9月のふたりの会話。「襖絵事件 猫の襲撃」。村上家の和室の襖絵を水丸さんが5分で描いた!掛け軸の太陽と月(りんごとばなな)。おもしろい!【289】
読了日:12月29日 著者:村上 春樹,安西 水丸
([お]12-3)みつばの郵便屋さん 二代目も配達中 (ポプラ文庫)みつばの郵便屋さん 二代目も配達中
【ハズレが当たりに、疑惑は晴れる】2015年11月発行。父親も配達員だったという美郷が異動してくる。歓迎会で「平本くんてさ、品のある春行だよね」。秋宏が郵便屋さんになった理由。配達のアルバイトになった大学生荻野くん。父親が空手の師範、でも自分は向いていない。配達先で犬に噛まれる。雨で濡れてしまった手紙。三十階マンション最上階のおばあちゃんへポストに入らないカレンダーをお届け。離婚した母親にカレシができた?ラブレターを取り戻しに来た男性に年賀状を出せばとアドバイス。春行と百波の同棲、バレる。片岡泉も登場。読了日:12月31日 著者:小野寺 史宜

 

 

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