2016年に57歳でお亡くなりになった漫画家の吉野朔美さん。十代の終わりに雑誌『ぶ~け』で『少年は荒野をめざす』を愛読していました。
『本の雑誌』で連載された「吉野朔美劇場」を1冊にまとめた分厚い本。本好きにとって物凄くわくわくする本です。
吉野朔実は本が大好き (吉野朔実劇場 ALL IN ONE)
2016年7月発行 本の雑誌社
もう一度、吉野朔美
1996年刊『お父さんは時代小説が大好き』から
2016年刊『天使は本棚に住んでいる』まで、
<吉野朔実劇場>全8冊を1冊にまとめた「ALL IN ONE」。
シリーズ未収録の6作を加えた増補版で登場!
180字紹介文(本の花束2017年9月)
漫画家 吉野朔実が本にまつわる日常を描いたエッセイ漫画です。高校生の時、本を好きな人とキャッチボールすることから始め、今でも面白い本にあたるといろんな人にぶつけたくなるという著者。家族や犬、春日武彦(精神科医)、穂村弘(歌人)も登場し、本とその周辺を語ります。その場で話を聞いているように読めるうえ、読み進めると終えるのが惜しいほど。それにしても本の話は楽しい!
気になった方はぜひ